えべっさんが始まりますね。
関西では『えべっさん終わる迄が正月や』が通説。
笹返して笹買っておみくじ引いて一年の商売繁盛をお願いする。この日ばかりは皆が神道。
戎参りは早朝派、鈴木です。
明日は月曜ですが祝日なので営業!
来週のお休みは9日(火)のみ‼︎
週のオススメは...
年始ですし、定番激レアウイスキーから始めましょう。
スプリングバンク15年
¥2500→¥1900/shot
スコットランド・キンタイア半島南端の港町、キャンベルタウンのシングルモルトウイスキー蒸溜所「スプリングバンク」。
キャンベルタウンはかつて20以上の蒸溜所が稼働するウイスキーの聖地でしたが、アメリカ禁酒法や大恐慌・戦争などの影響で衰退し、現在は3蒸溜所が残るのみ。
スプリングバンクはその代表格。
創業当時(1828年)からの設備や製法を現在も保つ「操業する博物館」の異名を持ちます。
次々と蒸溜所が買収されグループ化する業界の中で、一族経営を貫き伝統を守り続けている。
原料の全てを自家製麦(フロアモルティング)で賄うのは、最早スプリングバンクのみ。
軽くピートを焚き込んだ麦芽をこれも唯一の製法「2.5回蒸留」で蒸留後、様々な種類の樽に詰められる。
夜霧に包まれる港町・キャンベルタウンで熟成を重ねた原酒は、潮の香りとリッチな甘みから「塩キャラメル」と呼ばれるスプリングバンク特有のテイストに仕上がります。
「飲む香水」と評されるスプリングバンク。
それは意固地な迄の伝統製法とキャンベルタウンのテロワールが生み出す奇跡。
だったのですが...
正直、現行スタンダード品である10年物はバランスの良いウイスキーではあるが、「スプリングバンクらしい」キャラクターは薄れた。
あぁ、塩キャラメルやなぁ。
とは思わない。
そんな10年物ですら、近年数倍の価格になった上、そもそも定価で購入するのはかなり難しい。
BARを営む私でさえ、年に数回チャンスを拾って仕入れられるかどうか。
15年以上熟成された物は今でもしっかり「塩キャラメル」な素晴らしい味わいですが、輪をかけて正規料金では手に入りません。
4〜5万払えばネットで買えるけど、そんな酒お客さんに出したくない。
ワンショットなんぼやねん?って話。
で、私。
実は隠し持ってました。
昨年一本だけ定価で購入したスプリングバンク15年。
年始は縁起良く始めたい!
今回週のオススメとして更にお値打ち価格で提案致します。
100%シェリー樽熟成のチョコレートとレーズン溢れるリッチな甘味と、際立つ『塩バニラ』のテイスト。
これぞキャンベルタウンモルト。
これぞスプリングバンク‼︎
極レア酒こそサービス価格で!
商店街のオーセンティックバーからウイスキー業界への小さな抵抗。
御堪能あれ!