もののはじまり「チーズ」 | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
不定休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

皆様こんばんは
或いはおはようございます



BARと一言でいっても
沢山の業態があります
その中で
オーセンティックバーという概念は
どこまで認知されているのでしょうか
もっと大きく括ると"水商売"というのが
殆どの方の認識ではないでしょうか
だからこそ
我々は"言葉"を大事にする
不快な単語や間違った敬語は使わない
「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」は使わない
我々は"言葉"の使い方に気を付ける
ま、メリハリですな
緩いときはとことん緩い   カズアキです



はい、では「もののはじまり」第四弾です!

ここ最近ずっと真面目に酒の話を書いたブログが続いておりました

正直飽きました 笑

はい

なのでちょっと箸休め

ゆる〜い回




今回は「チーズ」の話です


みんな大好きチーズ
当店でも「チーズ盛り合わせ」はトップクラスにオーダーされます



そんな発酵食品の王様 チーズですが、起源はかなり古く、紀元前2000年頃といわれています

当時、アラブの商人たちはラクダに荷物をのせて砂漠を往来していました

過酷な砂漠の行き来に欠かせないのは、やはり飲み水で、羊の胃袋で作った水筒に水を入れて持ち歩いていました

羊の胃袋には適度な浸透性があり、蒸発するときに中の水を冷やしてくれたのだそう



ある日、その水筒にヤギの乳を入れた商人がいました

砂漠を歩くうちにヤギの乳から次第に水分が抜けると同時に、胃袋に残っていた消化酵素によって発酵が起きました

その結果、気がつくと水筒の中に入れたヤギの乳が固まってしまっていたと

香りはこうばしく、美味しそうに見えたそれを捨てるのが惜しいと思った商人は、恐る恐る食べてみたところ、想像以上に美味しかったのだそう



そうして、ヨーロッパ全土に広まっていったのだとか



因みに、チーズは朝鮮半島を経由して6世紀頃に日本へも伝わります

奈良時代の文献に出てくる「醍醐(だいご)」が現在のチーズとされています





しかし「のど渇いて水筒開けたらチーズになっていた」のは、「二日酔いの朝冷蔵庫開けたら缶ビールしかない」のと同じ

まさしく「地獄絵図」ですな( ̄▽ ̄)