カットサラダをブイヨンで溶いた卵で混ぜ、少量の米に乗せる。その上にサラダチキンを散らす。
朝4時過ぎに帰宅、包丁もフライパンも使う気力は無い。そんな私のダイエット食。
外食と自炊の乖離が酷い、鈴木です。
社員募集中。日々、面接。
過去類の無いほど、沢山の方からエントリー頂いております。
コロナ渦の今、唯一有難い事です。
素晴らしい人材と巡り合い、また新しいwhite Lを皆様にお届け出来る。
そんな報告まで、もう少しお待ち下さい。
守る為なら幾らでも攻める。
石橋は歩みながら叩く。
BAR white Lは、何時如何なる時も進み続けます。
そんな訳で、来週からのオススメを御紹介!
月曜日は定休日を頂きますので、
6月9日(火)からの企画です。
ポルフィディオ・ラム・プラタ・マルティニークエディション
¥1000→¥900/shot
また絶妙にマニアックな酒を仕入れましたよー。
「ラム」です。
造り手は何と、「ポルフィディオ」‼︎
しかも「マルティニーク」!
何じゃそりゃ( ̄▽ ̄)
説明しまーす
ポルフィディオは高級テキーラを代表するブランド。
否、「ほぼ」テキーラ。
メキシコ・ハリスコ州西部、ラス・フンタス地区にあるインモビリアリア・マスト蒸溜所。
10年以上(通常は6年前後)育てた最高級のブルーアガベのみを原料に、特殊な製法を持って二日酔いや悪酔いの原因となるメチルアルコール含有量を50%未満に抑え蒸留、5年以上(通常3年)オーク樽で熟成された物が...
この「ポルフィディオ・アネホ」です。
ロバートデニーロが愛飲し、一気に有名になりました。
特徴のあるボトルなので、皆様もご覧になられた事があるのでは?
しかしこのポルフィディオ、製法上テキーラの規定は全て満たしているのですが、テキーラとは呼べません。
テキーラを名乗るにはCRT(テキーラ規制委員会)の加盟が必要ですが、ポルフィディオはCRTを脱退してしまったのです。
理由は諸説ありますが、どうもCRTに加盟するとテキーラ以外の酒を造れないと言う縛りが生まれるとか。意欲的に様々な蒸留酒を手掛けるポルフィディオには足枷ですものね。
その他、創業者がオーストリア人だったのも原因の一つにあげられます。テキーラはメキシコの酒ですしね...。
そんなこんなで、ほぼテキーラのポルフィディオがその意欲を持って造り上げたのが、このラムです。
カリブ海に浮かぶフランス領マルティニーク島で生産された逸品。
ラムはサトウキビ原料の蒸留酒。
必然サトウキビが育つ南国で造られる。
その殆どが「インダストリアルラム」と呼ばれる、サトウキビから砂糖を生成した際に残る廃糖蜜を原料とします。
しかし極一部、サトウキビの一番搾りのみを使用した「アグリコールラム」も存在します。
この製法で造られたラムは強い個性を持ち、生産地特有の土や海の香りを帯びる。
そしてマルティニーク島のラムは全てがアグリコール!
この商品も然り。
ラベルにはピュアケーンラムと表記されてますが、アグリコールを意味します。
糖分の含有量が高くラム造りに最適とされるカンヌ・ブルー(ブルーケイン)種のサトウキビを原料に、ポルフィディオの技術で蒸留された逸品。
それ故やはりメタノールが少なく、通常ラムでは70mg/ml含まれるメタノールを4mg/mlに抑えているとか。
今日にも明日にも優しいラム。
しかし分からない事が。
このラムはマルティニーク産。
ポルフィディオはメキシコの蒸溜所で造られるテキーラブランド。
って事は可能性は3つ。
1・ポルフィディオがマルティニークに蒸溜所を建てたのか?
2・マルティニーク産のサトウキビをメキシコに運び蒸留しているのか?
3・マルティニークの蒸溜所にレシピと製法を指定し委託製造しているのか?
調べても調べても分からない。
諦めてひーさびさに販売店に問い合わせました。
この時代、ネットで情報が得られ無い事なんて珍しい。
しかし案の定、酒販店も確かな情報が無いとの返答。
だから皆んな曖昧な表現してるのね( ̄▽ ̄)
でもまぁ、恐らく3番が正解だろうとの事。
マルティニークに委託している。
何処の蒸溜所かは不明。
うーん。
何だか釈然としないなぁ。
誰か知ってたら教えて下さい‼︎
ともあれこの謎のラム、面白いテイストを持ちます。
一言で表すなら
「クリアなアグリコール」
クリアに仕上がった個性のアグリコール。
矛盾ですが、実際見事に成立している。
私の第一印象は、「物凄く透明度の高い泡盛」。
まぁ、今沖縄に飢えてるので補正は掛かってますがそんな感じ。原料も製法も違うのに、不思議。
雑味の無い個性の爆弾。
ロックをフルオーケストラで奏でる様な、一見異様な「完璧」。
飲めばわかるさー。
夏だしね。
ラムでも傾けませんか?