霜晴に嫌はず母を訪ねなむ〜今週の季語 1月第4週〜 | ふるさとの四季を歩く〜マサの写真ブログ

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徒然日記です。
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珍しくも大和平野に雪が降ったとはいえ、実際に雪兎を見たわけではありません。自宅テレワーク始まって、髭は普段通り剃りはしましたが、剃り残しもあるし夜更かしのせいで目が赤い。まるで雪兎。(←そんな可愛いもんか!笑)

 

 

     髭剃るもちよつと手抜きの雪兎

 

 

※雪兎は「雪で兎の形に作った子供の遊びで、目玉には赤い南天の実を、耳には南天の葉を用いたりする(文藝春秋「最新俳句歳時記 冬」より)」。

 

 
↑大和川(水系)堤防の雪、近つ飛鳥の南天
 
 
 
水仙はヒガンバナ科の多年草らしい。灘海岸や越前岬など有名な群生地もあるが、家の周りの身近な空地にも咲いている。
まだ花開かぬ水仙。そんなに固い覚悟があるように見えません。自然にふくらんでいくのを知っているのでしょう。
固い覚悟を求められているのは(緊急事態宣言下の)この人間社会。では、いつまで?

 

 

    この先も水仙固き覚悟かな

 

 

 

↑大和川(水系)堤防

 

 

 

 

何の植物か名を知らないのですが、枯れててもよく見ると意外に美しい。明日にも風に乗って飛んで行くのだと思います。新天地を目指し……

 

   花の実の枯るるを待てば真あたらし

 

 

 

↑大和川(水系)堤防

 

 

 

たしかにしっかり枯れないと、風に飛ぶ軽さを身につけられません。そう思います。

 

    枯れてこそいのちを繋ぐ風の中

 

 

 

 

↑近くの公園

 

 

 

 

大和盆地一面に霜がおりました。そして朝日が差してきました。今日は霜晴かな。

老人福祉施設に入所している義母を訪ねます。

 

 

   霜晴に嫌はず母を訪ねなむ

 

 

 

↑香具山麓

 

 

(おしまい)