枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 8月29日、枚方市議会「建設環境委員協議会」に副委員長として出席し、発言して参りました。 

 私の質問の一部とその趣旨を掲載します。(実際の口語からは、少し変更しています)

 

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 建設環境委員協議会 案件 
  1. 枚方市立火葬場(やすらぎの杜)の火葬施設使用料の見直しについて
  2. 分譲マンション管理適正化推進計画の策定について
  3. 枚方市地域空き家活用補助制度の創設について
  4. 長尾駅周辺地区まちづくり構想の策定について
  5. 長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部改正に伴う手数料の設定等について
  6. 都市計画道路長尾杉線の整備工事について
  7. 都市計画道路御殿山小倉線の整備工事について

 

案件の概要は、こちらの記事に記載しました。

 

 

 

4.長尾駅周辺地区まちづくり構想の策定について

 府管理河川である、船橋川・穂谷川・天野川等の浸水想定区域が見直されたために、2021(令和3)年度に全戸配布した枚方市防災ガイドでは、浸水想定区域が拡大したため、浸水するおそれがある避難所数が増え、洪水が発生した場合それらの避難所では、2・3階等で避難者を受け入れるため、過密になる恐れがある。
 より安全な避難には、浸水想定区域外に避難する『広域避難』が必要であり、その実現に向けた、広域避難のルールの作成と避難する校区と受け入れる校区の協力関係の構築を進める。

 

 

案件の詳細、他の議員の質問等はこちら⇒

4.長尾駅周辺地区まちづくり構想の策定について|ばんしょう映仁公式ブログ

 

 

 

①ばんしょうの質問

 今回の取組方針のSDGsのアイコンだが、11番「住み続けられるまちづくり」だけが掲げられている。この11番アイコンにはどういう思いが込められているのか?

 

①市の答弁

 SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という理念や、貧困、飢餓、健康・福祉、教育、ジェンダー、環境といったテーマについては、あらゆる施策と深くつながっていることを念頭に、本案件に深くつながっていると思われるテーマのみを記載した
 なお、今後具体的にまちづくりが進んだ段階で他の関連テーマについても記載していく。

 

 

ばんしょうの視点

SDGsは何を実現するためにまちづくりを行うのか、高い視点で掲げて共感につなげていかなければならない。

 例えば、今回のまちづくりの方針では、15番「陸の豊かさを守ろう」も掲げるべきではないかと思いました。

 市としてまちづくりに関わるならば、「10年後は、こんな街にしたい!」ということは入れ込めないのか?たとえば、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」、「待機児童ゼロ」など市として譲れない大きなテーマについては、まちづくりに入れていくものではないのかと考えます。目標やビジョンをつくる際に検討が必要です。
 未来の枚方のまちの繁栄を続けていくことを願うならば、新たなまちづくりには、高い視点を持った目的感を持ち、まずは地権者さんの共感、そしてこれからそこで暮らす人、働く人の共感を得るための努力が必要だと考えます。SDGsを掲げるということはそういう意味があると理解しています。

 

 

 

7.都市計画道路御殿山小倉線の整備工事について

 中部地域における道路交通網の強化を図り、周辺道路の交通混雑の緩和や安全・安心な歩行空間を確保するとともに、防災機能の強化を図るため、御殿山小倉線の整備を進めている。

 

①ばんしょうの質問

 令和5年度の完成を目標に整備が進められているが、令和4年度の予算特別委員会で答弁があった川を渡る部分と北側の小倉バス停からの部分の設計状況と予算計上のスケジュールは?

 

①市の答弁

 今年度、川を渡る部分は設計の見直しを行っている。令和5年度当初予算で補助金含めての計上を行いたい。

 

 

ばんしょうの視点

令和5年度末の完成を心待ちに。
供用開始に合わせてバス新路線の新設の働きかけを!

 御殿山小倉線については、直接これまでも早期完成に向けての要望を地域からお受けしてきましたし、私としてもことあるごとに発言してきました。令和5年度末の完成を心待ちにしています。
 一方、道路の完成の目処がついたということであれば、地域からの要望がある循環バス路線の新設について、供用開始と同時並行でできるようバス会社への働きかけを、土木部としてお願いしておく。

 

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一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 今回の建設環境委員協議会の中で私が指摘したのは、まちづくりとSDGsとの関係。何のためにSDGsを掲げるのか、やらされではなく、そもそも何のために仕事をしているのか、市民と目指すべき方向性の共有に活用すべきだと考えます。結局は、一人ひとりを笑顔に!との思いをみんなで持ってまちづくりをしていきたい。