枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2022年8月29日、枚方市議会令和4年9月定例月議会を前に「建設環境委員協議会」が開催されました。
工事が進む都市計画道路 御殿山小倉線
協議会冒頭、副市長からの挨拶では、現在整備が進められている牧野長尾線の内、府道交野久御山線から市道長尾京田辺線までの480mの今年度中の開通を目指しているとの情報がありました。
現在整備が進められている牧野長尾線(市道長尾京田辺線側から)
枚方市では、JR長尾駅周辺において、これまで地域の代表者が中心となって組織されている「枚方市長尾地域まちづくり推進協議会」等と連携を図りながら、土地区画整理事業などの計画的なまちづくりを推進していくためのビジョンとなる長尾駅周辺地区まちづくり構想(以下「まちづくり構想」という。)の策定に向けて取り組んできた。
今回、この間進めてきました地権者へのアンケート調査、民間事業者ヒアリングや地権者への説明会などを踏まえ、まちづくり構想(案)を取りまとめたので報告する。なお、本構想策定後は、地権者組織設立に向けて支援を行っていく。
本市の東部エリアなど広域の中心となる拠点として、商業を集積させていくとともに、既に立地している都市機能の増進を図る。また、未整備の都市計画道路、駅前広場などの都市基盤の計画的な整備を図るとともに、良好な居住環境づくりを進め、都市居住を誘導していく。そのため、病院、診療所、食料品が購買できる商業施設などの誘導施設を設定している。
現状
- 地区の約80%は田、畑、山林などの自然的利用。
- 地区の約15%は公益施設、商業施設、宅地、事務所、作業所、駐車場などの都市的利用。
- 地区の約5%は墓苑地、境内地。
- 幹線道路沿道で開発が進行している。
- 農業後継者不足等のため、耕作放棄地が散見される。
- 対象区域周辺では、市街地が形成されている。
課題
- このまま放置すると、幹線道路沿道での開発等による無秩序な市街地の拡大化が懸念される。
- 長尾地区の自然環境や、農業環境との共生を考慮した計画的なまちづくりの検討が必要と考えられる。
各委員の主な質疑(要旨)
- 95haと広大な面積のまちづくりとなる。4つのブロックに区切られたようだが、一つずつ進めるものなのか?
⇐ ブロックは確定したものではない。範囲も含めてこれから進めていくことになる。 - SDGsのアイコンは11番「住み続けられるまち」となっているが、どのような考えがあってなのか?
⇐ 本案件に深くつながっていると思われるテーマのみを記載したが、今後他の関連テーマについても記載していきたい。
東部地域における道路交通網の強化を図り、周辺道路の交通混雑の緩和や安全・安心な歩行空間を確保するとともに、防災機能の強化を図るため、長尾杉線の整備を進めている。
今般、令和3年度(2021年度)に工事着手した長尾杉線の整備工事の内容変更について報告する。
国道307号側から2022年8月28日撮影
- 契約期間
- 変更前 令和3(2021)年6月 25 日から令和4(2022)年9月 30 日まで
- 変更後 令和3(2021)年6月 25 日から令和4(2022)年11月中旬まで
- 主な工事内容の変更:
- 鋼矢板打設工法の変更・・・【資料4】
- 隣接地の進入路などの変更・・・【資料5】
- その他(作業日数の増加に伴う交通誘導警備員の増員、構造物の延長の増減など)渇水期内(11 月から6月)に水路工事を完了する為の仮設排水管の増設
- 施工順序の変更に伴う流用予定掘削土の仮置き
各委員の主な質疑(要旨)
- なし
中部地域における道路交通網の強化を図り、周辺道路の交通混雑の緩和や安全・安心な歩行空間を確保するとともに、防災機能の強化を図るため、御殿山小倉線の整備を進めている。
今般、当該整備事業に係る工事の内容を報告する。
工事期間:令和5年(2023年)11月30日まで
各委員の主な質疑(要旨)
- 令和5年度(2023年度)完成を予定していると聞いているが、3月の予算委員会にもあった渡河橋と北側の小倉バス停からの部分の状況は?
⇐ 現在、渡河橋ではなくボックスカルバート工法に見直しての詳細設計を行っている。その部分も含めて令和5年度完成に向けて準備を進めている。
今回も建設環境委員協議会では、7案件。安全・安心のまちづくりとして、住宅政策に関わるものがありました。衣食住という切り口は少し古いようにも感じますが、「住」は本当に重要な案件です。それぞれの思いが強く出ます。市民一人ひとりの笑顔!につながるか、自由と責任をどう考えていくかも含めて非常に難しさも感じます。引き続きそれぞれの案件をフォローをしていきたいと思います。