枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 2022年5月27日、枚方市議会6月定例月議会を前に、「総務委員協議会」が開催されました。私は、控室から聞き耳を立ててしました。 

 

 「総務委員協議会」の所管は、危機管理室、市長公室、総合政策部、総務部、観光にぎわい部、会計管理者、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員及び農業委員会に属する事項並びに他の常任委員会の所管に属しない事項になります。

 

 今回の総務委員協議会の協議案件は4件です。

 

 

 

 

総務委員協議会 案件
  1. 枚方市人権尊重のまちづくり基本計画の策定について
  2. SDGsの推進について
  3. 枚方市駅周辺再整備における④⑤街区のまちづくりの取り組み状況について
  4. 枚方市立生涯学習市民センター・図書館(複合6施設)の指定管理について

 

 

2.SDGsの推進について

 枚方市では、SDGsの取り組みを推進するため、2021(令和3)年7月にSDGs推進の基本的な考え方である「枚方市SDGs取組方針」を策定した。
 取組方針では、第5次枚方市総合計画に基づく施策をSDGsに連動させて推進していくとともに、市民、学生、事業者など、本市に関わる全てのステークホルダーが「ジブンゴト」として行動を起こすことでSDGsの達成に向けた取り組みを推進することとしている。
 令和3年度は、本市施策の推進と合わせて、公民連携プラットフォームを活用し、提案のあった事業者と連携し、市職員及び市民を対象にSDGsの普及・啓発を図った。
 今後、さらにSDGsの達成をめざす機運の醸成と取り組みの推進を図るため、各ステークホルダーの主体的な行動や連携を促進する仕組みを創設する。

 

「(仮称)枚方市SDGs推進登録制度」
制度概要
  1. 宣言 SDGsの達成に向けた行動の意思表示をする。
  2. 事業推進 SDGsの達成に向けた行動を意思表示するとともに、市内において単独または、本市や他の団体と連携し、SDGsの17目標に関連した具体的な取り組みを行う。

 

登録事業者等との連携事業(公民連携)⇒ 事業者の出前講座への参画を通じ、市民に更に広げたい

 登録事業者等の具体的な取り組みと本市の事業を連携させて実施することにより、相互におけるSDGs推進の相乗的な効果を図ることを目的に、連携事業の1つとして、既にSDGsと関連付けている本市出前講座メニューの内容を充実させ、登録事業者と担当課の共同により実施する。
 具体的には、登録する際の取り組み内容として「本市出前講座への参画」を設定し、出前講座に取り組む事業者を拡大、これにより「出前講座」の充実及び利用促進を図り、SDGsへの理解をより一層深めるとともに、行動変容につなげたい。

 

 

今年度から委員協議会案件資料に「SDGsアイコン」を掲載!
今回から委員協議会案件資料に「SDGsアイコン」を掲載

 第5次枚方市総合計画の各種施策とSDGsを関連付けているため、2022(令和4)年度から、委員協議会案件資料の「総合計画等における根拠・位置付け」の項目において、SDGsのアイコンを掲載することで当該施策とSDGsとの関連性を明確にし、より一層、SDGsの推進を図ります。

 

 

 

各委員の質疑・意見(要旨)

  • 出前講座の登録事業者になってもらうには?
    ⇐ 事業者に宣言を登録てもらい、市では取組内容を確認し、出前講座に参画を促したい

 

 

ばんしょうの視点
個別案件に「SDGsアイコン」掲載は枚方市としての新たな一歩!
SDGsの意義の共有は行政改革につながる!市民とともにゴールを目指せ!
 下記一般質問などで以前から求め続けてきたSDGsの推進。
 「誰ひとり取り残さない」「持続可能な社会」というSDGsの考え方は基礎自治体の役割を言い当てていると考えています。
 今後さらに、SDGsを共通言語として「木を見て、森も見る」というようなミクロとマクロの視点を持って、全体最適を考えていく枚方市、そして市民の笑顔とともにある枚方市として、庁内の壁の打破とともに市民に対しリーダーシップを発揮して推進すべきと目的を重視した推進を訴え続けていきたい。
  

 

 

3.枚方市駅周辺再整備における④⑤街区のまちづくりの取り組み状況について

 枚方市駅周辺再整備における④⑤街区のまちづくりについては、実現性や魅力をさらに高めていくために、令和3年度に市民参画によるワークショップや議会などからご意見をお聞きし取りまとめた「④⑤街区のまちづくりの考え方(骨子案)」などを基に、民間事業者に対して「枚方市駅周辺再整備民間活力導入エリアの事業者選定検討などに向けたサウンディング型市場調査」を実施している。
 現在、民間事業者から提案があった新たな土地利用や誘導するコンテンツ案などに関する調査報告を、6月を目途に取りまとめており、それに先行して本調査結果の概要などについて報告する。

 

サウンディング型市場調査の結果(概要)
民間活力導入エリアにはアリーナの提案も

 

 

スケジュール
9月議会にて新庁舎の位置条例を提案
  2022(令和4)年 5月   サウンディング型市場調査結果(概要)を報告
  9月   ④⑤街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)を報告
枚方市駅前行政サービス再編に係る不動産取得手続き
新庁舎の位置条例を提案
       
今後の予定:①②街区のまちづくりの考え方(案)

 

 

 

各委員の質疑・意見(要旨)

  • サウンディング型市場調査ではどのような意見が?確認できたことは?
    ⇐ 市庁舎移転の確定などによる④⑤街区再整備の具体化の必要性があるなどという意見があった
  • 9月議会に新庁舎位置条例を出すならば、情報が少なすぎないか?
    ⇐ 9月に報告予定の「④⑤街区のまちづくりの考え方(案)」について、作成段階から適宜示すようにしたい
  • 調査結果の報告内容の詳細は?
    ⇐ 今後、詳細な提案件数などを可能な限り報告する
  • 市民への出前講座であった要望は?
    ⇐ 既に2件、6月以降も行っていく。情報発信、バリアフリー、水害の対応など
  • 市民への説明会はしないのか?
    ⇐ これまでコロナ禍でできなかったが、動画作成などで情報発信をしてきた。これからもHPなどを通じて情報発信をしていきたい
  • 今後、財政シミュレーション、経済波及効果なども示すのか?
    ⇐ 「④⑤街区のまちづくりの考え方(案)」の中で示す

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 今回の総務委員協議会では、SDGs、枚方市駅再整備(市役所移転)など、できる限り多くの市民とにともに取り組んでいかねばならないことです。枚方市民一人ひとりを笑顔することが市役所よがりの政策にならないよう注視して行きます。