SDGsの意義の共有は行政改革につながる!市民とともにゴールを目指せ!

枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

9/15に行いました令和2年9月定例月議会の一般質問の項目6をまとめました。

 

6.SDGsの取り組みについて

 

SDGsimage

 

①ばんしょうの質問

 現在策定中で、令和3年4月に施行予定の第3次枚方市環境基本計画では、SDGsの開発目標を掲げた枚方市として初めての計画になりそうだと聞く。
 改めてお聞きしますが、なぜ、この計画にSDGsの開発目標を掲げようとしているのか確認したい。

①市の答弁

 持続可能な開発目標であるSDGsの17のゴールには、エネルギー利用や気候変動対策など、環境と関わりの深いゴールが数多く設定されています。さらに、それらの実現のためには、環境・経済・社会の3つの側面から統合的に取り組みを進めていく必要がある。
 こうしたことを踏まえ、現在、策定作業を進めている第3次枚方市環境基本計画の取り組みを推進し、SDGsの目標達成に繋げていくためには、市とともに取り組みの主体となる市民や市民団体、事業者にSDGsと計画の基本目標との関係をわかりやすく伝えるとともに、同じ方向性を持って様々な部局が連携していくことが重要であることから、計画の基本目標とSDGsの17のゴールの関係を明確にする必要があると考えたもの。

 

②ばんしょうの質問

 環境分野については、内閣府により「環境未来都市」構想が平成23年に掲げられ、温室効果ガスの削減による低炭素社会の実現に向けた取り組みがいち早く進められてきた経過もあるようですが、今年度からは小学校において、来年度からは中学校においても新学習指導要領に「持続可能な社会の創り手」としてSDGsが取り入れられるなど、国内における認知度や取り組みも広まっており、環境基本計画以外の他の計画においても、SDGsの概念を取り入れて進めていく必要がある。
 そこで、市政運営方針において、職員の意識醸成や施策との関連付けなどの取り組みを進めるとあったが、現在の本市の取り組みの状況について聞きたい

②市の答弁
 SDGsについては事業者、高校、大学など様々な主体において取り組みに向けた機運が高まっており、府立枚方高校では本市の課題に基づく取り組みなどが始められています。
 本市としても取り組みを進めており総合計画の施策目標とSDGsの17のゴールの関連付けをはじめ、取り組み方針を作成しているところ。また、職員の意識醸成に向けて、SDGsに先駆的に取り組んでおられる企業にご協力をいただき今月に職員研修を実施する予定。
 
③ばんしょうの質問

 今回、なぜSDGsの推進について取り上げたかというと、縦割りの壁を越えて、総合的、横断的な視点をもった横串組織の構築を目指している本市において、部や課の壁を越えるためには、大前提としての共通の理念、共通の言語がなければならないのではないかと考えている。それについては、SDGsが職員同士の合意形成を図っていく中では最適のツールだと考えている。また、市民との合意形成にも同様だと考える。枚方市として、SDGsのゴールをどのように設定し、どのように推進していかれるのか聞きたい。

③市の答弁
 SDGsの推進は、本市の総合計画に掲げている目指すまちの姿「持続的に発展し、一人ひとりが輝くまち枚方」の実現につながるものと考えており、SDGsにおいて、環境・経済・社会課題の同時解決を図る上では、部局を越え職員同士の課題認識や合意形成は必要不可欠であり、市民との合意形成におきましても有効であると考えている。そのことからも、本市のSDGsの推進にあたっては行政のみで描いたゴールを示すことに重点を置かず、市民をはじめ様々な主体と一緒に考え、それぞれ一人ひとりが自分事として自らが定めたゴールの実現に向けて取り組む環境作りが必要と考えている
 
ばんしょうの視点

SDGsの意義の共有は行政改革につながる!市民とともにゴールを目指せ!

 「誰ひとり取り残さない」「持続可能な社会」というSDGsの考え方は、答弁もいただいたように、基礎自治体の役割を言い当てていると思っています。
 ぜひ、今後、SDGsを共通言語として「木を見て、森も見る」というようなミクロとマクロの視点を持って、全体最適を考えていく枚方市、そして市民の笑顔とともにある枚方市として、庁内の壁の打破とともに市民に対しリーダーシップを発揮して推進すべきと訴え続けていきたい。

 

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 SDGsの取り組みは、まさに一人ひとりを笑顔にしたい!という取り組みです。これまでもSDGsについて考えてきましたが、一つ自分の中での整理と、枚方市の考えているSDGsを整理してみました。

 高い目標を掲げて、手段はみんなが違うかも知れませんが、みんなで向かっていけるよう市のリーダーシップを求めていきたいと思います。