枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
3/22の枚方市議会 予算特別委員会での令和4年度当初予算の審査。
私の質疑項目は下記の通りです。
質問と答弁を要約しました。
地域の市民とのコミュニケーションで、まちのアップデートを!
来年度計画されている橋梁修繕・補強事業の内容は?
橋梁修繕・補強事業は、現在、本市が管理している橋梁は316橋あり、その中でも、防災上、道路ネットワーク上、重要な路線と位置付ける141橋梁について、平成24年度に策定した枚方市橋梁長寿命化修繕計画に基づき、予防保全並びに、維持管理費の縮減と平準化を図るため、構造物の劣化補修や耐震基準に基づく耐震補強工事を行うもので、令和4年度については、コンクリート橋1橋の構造物の劣化補修及び耐震補強の工事費を計上している。
現在までの進捗状況および今後の事業見通しは?
現在までの進捗状況につきましては、平成25年度から令和3年度までの9年間に合計41橋の劣化補修や耐震補強工事を実施した。
今後につきましては、令和2年度の計画見直しにより補修が必要と判断された31橋について、効果的、効率的な財源確保に努めながら事業推進を図るとともに、今後も定期的に計画の修正を行い、橋梁の健全化に努める。
国土交通白書2020によると、建設後50年以上経過する道路橋梁の割合は、全国で2033年(令和15年)時点では約63%とされています。枚方市において70%に迫る割合になってくるようです。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220321/16/bansho-teruhito/18/cc/p/o0649037015090911113.png?caw=800)
橋梁だけでなく、道路などの都市インフラは定期的に点検を行い、それに基づいた計画の適宜見直しを持って修繕計画も変更していくべきだと考えます。市が管理している橋梁は市民にとって非常に身近な橋梁です。そして、完成当時と私たちの生活環境は大きく変わっています。必要性の是非もあるかもしれませんし、少しの設計改善により劇的に交通安全など生活環境がよくなることもあるかもしれないという思いで、地域の市民とのコミュニケーションを「優しさ」をもって、まちのアップデートを行っていくべきです。
もちろん、必要な財源確保を含め、着実に事業を進めていただくよう、要望しました。
約29年が経過した電気設備の確実な更新を!
希釈放流センター設備改修工事とは、どのような工事をされるのか?
工事の内容は、希釈放流センターの建物内に設置されている受変電設備の更新を目的とした電気設備の工事。今回の工事箇所については、当初、平成5年度に設置され、約29年が経過した設備であり、平成29年度に施設を希釈放流方式へ改造を行いましたが、受変電設備に係る部分は、一部分のみの改修であったことから、今回が初めて更新を行うものです。
約29年が経過した受変電設備の更新を目的とした工事ということであり、内容的には大規模な工事と思われます。希釈放流センターへは、日常的に収集車両が搬入すると思われますが、工事を実施するに当たり、課題となることは?
日常的に、収集車両の搬入があることから、長期的に施設を止めることは出来ないので、工事実施時期については、できるだけ日常業務に支障を来さない時期を見極め、打ち合わせを行いながら工事を実施する予定。
今回のような工事を行う場合、長期間停止できない施設ですし、老朽化した設備の更新も計画的に確実に行って頂かなくてはなりません。工事契約の締結に向けては、センターの日常業務を滞りなく行えるよう、またセンターとしての工事対応の工夫も行い、確実に入札業者を決定し、設備の更新を行う必要があります。
ただ、枚方市においては既に下水道整備人口普及率が97.4%に達しているとのことですし、希釈放流センターの今後のあり方については広域化も含めた検討についても要望しました。
2年前の予算委員会でも、希釈放流センターの今後の考え方については意見しています。
まちのアップデート。枚方市が管理している橋梁は316橋。(この数字は歩道橋も含みます)基本的には、設計寿命を50年としているようですが、既に半数以上が建設から50年を超えています。着実な補強工事など更新が必要ですし、50年前の生活に合わせた構造物です。更新設計時には、今の生活を確認して、まちをアップデートするという思いで取り組んでいただきたいと思いました。一人ひとりを笑顔にするまちづくりを目指して!