枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 2021年12月17日に行いました令和3年12月定例月議会の一般質問の項目2をまとめました。

接種体制の再構築を!
複雑なオペレーションが求められる3回目接種。情報の周知が重要。

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2.新型コロナワクチン接種の現状と今後について

 

①ばんしょうの質問

2回目接種完了者の現在の接種率は?

 本市の2回目接種完了者の現在の接種率と人数、また、年代別接種率について確認したい。

①市の答弁

満12歳以上の市民の2回目接種完了者の接種率:85.0%、65歳以上:95.0%

 新型コロナワクチンの1,2回目接種完了者の接種率及び人数は、12月13日現在、満12歳以上の市民の2回目接種完了者の接種率は85.0%、接種完了者数は30万6,244人となっている。各年代別の接種率は、65歳以上の高齢者が95.0%、60歳から64歳が91.1%、50歳代が90.2%、40歳代が80.5%、30歳代が75.6%、20歳代が75.6%、12歳から19歳が66.9%となっている。

②ばんしょうの質問

人口当りに換算すると76.9%、全国平均の−0.6ポイント 

 2回目接種完了者が85.0%になっており、65歳以上では95.0%になっているとのことです。

 私は、9月の一般質問で「人口当たりで全国と比べると9.5ポイント3万8千人分遅れている!大変なことです!」と指摘しましたが、今回も人口当たりに換算して全国と比較すると枚方市は76.9%、全国平均は77.5%となっており、その差は0.6ポイント約2,300人分まで縮まったことになります。少しホッとした気持ちもあります。

希望される方を誰一人取り残さないような取り組みは?

 ただ、今これから接種を受けようとされる方や新たに12歳になり接種対象者となり接種を希望される方もおられます。また、寝たきり状態などにより、接種を希望していても医療機関等に行くことが困難な方も一定数おられると考えます。

 ワクチン接種を希望される方を誰一人取り残さないよう、これまでどのような取り組みを行ってきたのか?

②市の答弁

訪問接種を開始するなど、接種を希望する全ての人が接種を受けられるよう現在も取り組みを進めている

 満12歳から15歳の方への接種については、対象となる子どもと保護者がワクチン接種のメリットとデメリットを十分理解したうえで接種を受けるかどうこれから接種を希望される方や新たに接種対象となる方で、接種を希望する方全員に接種していただけるよう、現在も、個別医療機関において接種を受けていただけるよう体制を整えており、市のホームページや広報などにより周知を行っている

 また、本年9月から、寝たきり状態などで移動が難しく、自宅外での接種が困難で、主治医による往診での接種もできない方のために、医師や看護師などで構成する接種チームを対象者のご自宅まで派遣する訪問接種を開始するなど、引き続き、接種を希望する全ての人が接種を受けられるよう、取り組みを進めている
 

③ばんしょうの質問

現在予定されている接種券の送付時期の見直しは?

 次に3回目接種についてです。岸田首相は臨時国会の所信表明演説の中で、「モデルナを活用して8カ月を待たずにできる限り前倒しします」と述べられておりました。また、大阪府では、1月中に大規模接種会場を設置し、前倒しの接種を開始する予定であるとされていますし、職域接種を予定している企業もあるとのことです。これらが実施されれば、現在予定されている接種券の送付時期の見直しも当然必要になります

 とは言え、これら前倒しについては、未だに優先度やどのように前倒しを行うかなど、国の方針が決まらず※、国からワクチンの供給量や供給時期の長期的な計画が早期に示されなければ、本市における接種時期や体制についても対応することができないことは承知していますが、とは言え、現時点での市の考え方を聞く

※一般質問当日(12/17)に厚労省から前倒しに関する事務連絡が出され、高齢者は7カ月以上経過した後に追加接種することができるとされました。

 

③市の答弁

今後どのような対応が可能か検討を行っている

 大阪府が予定しております大規模接種については、モデルナ社製ワクチンを使用し、1月下旬から順次、府内3か所の集団接種会場を設置するとのことですが、2回目からの接種間隔や予約開始日等の詳細については、後日公表されると聞いている。

 また、3回目接種の前倒しなどにつきましても、現在、国からその内容や今後のワクチンの供給の見通し、大阪府の状況にも注視しながら、接種券の送付方法等をはじめ、どのような対応が可能か検討を行っている

 

④ばんしょうの質問

交互接種(交差接種)に関する情報の周知は?

 厚生労働省の自治体説明会資料によりますと、現時点で、来年3月末までに供給される予定の3回目用ワクチンについては、ファイザー社製が約6割、昨日特例承認されたモデルナ社製が約4割程度になる見込みとあった。

 また、3回目の追加接種については、1,2回目に接種したワクチンとは異なるワクチンを3回目で接種する交互接種も可能となり、またそれが必要となると想定される3回目接種を進めていくには、交互接種に関する情報の周知と理解が大変重要になると思いますが、これをどのように周知していかれる予定なのか、伺います。

④市の答弁

有効性や安全性、副反応などは、広報ひらかたや市ホームページなどを活用し周知する

 今後、国から交互接種に関する資料等が示された後、接種券に同封し個別に送付している「追加接種のお知らせ」を改訂するとともに、3回目の接種を希望されている方が安心して接種いただけるよう、交互接種の有効性や安全性、副反応など、国から示される様々な情報を、広報ひらかたや市ホームページなどを活用し周知を行う

 

ばんしょうの視点

接種体制の再構築を!

複雑なオペレーションが求められる3回目接種。様々な媒体を活用し、情報の周知を!

  まだ決まっていないことがたくさんあるようです。

 これまで以上に、タイムリーに情報を市民にお伝えしていく必要があるため、ホームページでの発信が肝にならざるを得ません。改めてホームページを確認すると、分かりやすくしていこうという意気込みを感じました。LINEなども活用してホームページへの誘導を図っていただきたいと伝えました。

 また、私が言うまでもなく、「特に接種をお勧めする方」の多くである高齢者はウェブ情報よりもクチコミを重視される方が多いと思います。地域の様々なコミュニティや民生委員さんなどのネットワークへの情報共有をお願いしました。

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 9月議会では「3.8万人分遅れている!」と騒ぎましたワクチン接種状況ですが、ほぼほぼ全国平均まで追いついて来ました。

 次は3回目接種。市民個人から見るともう1回打つだけなのですが、非常に複雑なオペレーションが求められます。質問していない細かい留意点もこれも対応必要だよと漏れないようお伝えています。また、やってはいけないこととやるべきことを明確に分けて、最後には情報の周知が疑心暗鬼を避けるために必要です。結局は一人ひとりを笑顔にする!との論点整理で質問に臨みました。

 

 

 

これまでの【新型コロナワクチン接種】に関わるの私の発言

 

令和3年12月定例月議会 補正予算案質疑(2021/12/8)
・環境が整い次第、躊躇なくワクチン接種の前倒しを!
・「特に接種をお勧めする方」へは、【誰ひとり取り残すことなく】という思いで「お勧め」を!
令和3年9月定例月議会 代表質問(2021/9/22)
「必ず乗り越える」という思いはあるのか!?接種完了率9.5%(3.8万人)遅れの枚方市

 

令和3年6月定例月議会 一般質問(2021/6/18)
・ワクチン接種には、まだまだやらなくてならないことがある!
・公民連携を突破口の一つに!