枚方市議会議員ばんしょう映仁です。
昨日2019年6月27日、枚方市立教育文化センター(磯島北町)を訪れたのは、枚方市教科書センターに行っただけでなく、枚方市適応指導教室「ルポ」も案内して頂きました。
6月定例月議会での一般質問でも、小中学生の不登校の状況や対策、保護者へのケアなどを質問しましたが、今日は、実際に現場へ。「ルポ」を案内して頂きました。
枚方市立教育文化センター
「ルポ」は、心理的な面で不登校状態にある児童・生徒に対し、学校復帰を目指し家庭と学校の中間的な存在として、人間関係の在り方や自己決定の方法を学ぶ場を提供し、多様な活動を通して自立のための支援・指導を行う場という位置付けです。
今回は、アドバイザーさん、指導員さんに説明を受け、施設見学をさせて頂きました。
以下メモですが、参考になればと思います。
- 現在、登録されている(毎日来るとは限らない、1日フルで過ごすとも限らない)のは、9名とのこと。3月末には44名いたのですが、卒業と卒業しない児童生徒は一旦、4月から学校に戻るルールになっていることから、年度末に向かって徐々に増えていくとのこと
- 運営体制は、平日の時間中、指導員さん3名、学生指導員さん(心理系・教員養成系の大学生)2名が、子どもたちと一緒に過ごすとのこと
- カウンセラーは2名体制で、児童生徒は1回/週、保護者は1回/月のカウンセリングを実施しているとのこと
- 午前中は、学習の時間として、個人での時間としているそうです。ただ、勉強できない児童生徒は本や漫画を読んだり、パソコンで調べごとをしたり、個人で過ごす
- お昼休みは、トランプなどゲームをして過ごし、午後からは、グループで身体を動かす時間。卓球やバドミントンなどもしているとのこと。ただ、個人差が大きいので、それぞれができることをする
- 「ルポ」の指導員は、直接的に学校に戻るように促す指導はしない
- 「ルポ」の卒業生は、多くは高校(定時制含む)などへの進学もできている
一人でも多くの子どもの笑顔を増やしたい。豊かな社会をつくりたい。「子どもは社会が育てる。」
今後とも勉強してまいります。
お時間頂いたアドバイザーさん、指導員さんありがとうございました。
もし、このブログを見て、「ルポ」を見学してみたい、相談してみたいと思われた方は、まずは担任の先生やスクールカウンセラーに相談する必要があります。選択肢の1つとして、知っておいて頂ければ。
しかし、「ルポ」で全ての不登校が解決できる訳ではありません。外に出られない、集団に馴染めない子どもたちもたくさんいます。学校に行くことだけを強制してはいけません。まずは、傷ついた心の健康を戻すことから。ゆっくりと焦らずに、対応できればと思います。
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