ペルソナQ その24 シナリオについて | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!
昨日予告したとおり今日はシナリオについて書きます
稲羽郷土展クリア後に思いきり物語が動いたので
現時点で思うことを書いておきたいなと思ったわけです
クリア後にはこれを踏まえてまたシナリオについて書きたいですね

というわけでこの記事はネタバレしちゃうつもりです
いっぱい改行しておくのでネタバレを気にする人は戻ってください





























稲羽郷土展クリア前までの僕は
玲さんは事故か病気かで昏睡状態か植物状態になっていて
クリアと同時に意識が戻ったりするんじゃないかなと考えてたんですが
実際はそれよりもはるかに重い展開でした
善さんは首輪つけてるから飼い犬かなにかかなとか・・・

玲さんはすでに死んでしまった存在で
善さんはその魂を迎えにきた死神だったということです
それぞれの迷宮の最奥に隠されていたものは
玲さんのお葬式で棺に入れられたものだったらしいですね

玲さんは自身の死を告げられたとき
衝撃のあまりなにも言えなくなっていたようで
それを奇異に感じた善さんは気まぐれで玲さんの願いをひとつ叶えてしまいます
それが玲さんのより深い絶望と憤りにつながってしまい
慌てた善さんは思わず玲さんの記憶を消して落ち着かせてしまったわけですね

自分の行動を軽率だったと後悔した善さんは
玲さんが生きてきた意味を見つけるまで魂を連れていくことを保留します
そして自分の死神としての力と記憶と玲さんの記憶を迷宮の奥深くに封じ
玲さんと行動を共にしていました
実時間で言うと12年くらいそうやって過ごしていたはずなんですが
それはなんとなく不思議な感じがします

とにかく経緯はどうあれ
世界を呪って消えて行くはずだった玲さんに
善さんが救いの手を差し伸べたのは間違いないような気がします
しかし仮に玲さんが生きる意味を見出したとして
じゃあ連れて行こうってことになったんでしょうか

死んでしまった玲さんは自分の人生の無意味さを思ってとんがってましたが
記憶を消された後の玲さんは天使のようでした
おそらくその玲さんが素の玲さんなんでしょう


稲羽郷土展の最奥にあったものは
かつて病院で同室だった3つくらい上の女の子からの手紙でした
そこには安らかに眠ってねと書いてあったわけですが・・・
生まれてきたことになんの意味も見いだせなかった玲さんにとって
そのメッセージは残酷だったようです
あんたは生きてるくせにみたいなことも言ってました

あんまりこういうことについて考えたことがなかったんですが
そうなると僕らは亡くなってしまった人にどう声をかけたらいいんでしょう
僕が不慮の事故や病気で死んでしまった場合を考えてみると
自分のために泣いてくれる人がいるとか
そういうことが慰めになるんじゃないかと思いました
でも死んでしまったらそんな場面を見ることもたぶんできないですよね
とにかく手紙で安らかに眠ってなんて書かれたら
カチンと来てしまうのもわかるような気がします
相手がそんなつもりじゃないってことがわかっていてもですね


玲さんはみんなと一緒に現実の世界に帰るために迷宮に挑んでいたわけですが
実際は自分の本当の意味での死に向かって進んでいたことになります
そしてこの先捕らわれた玲さんを救うために進むということは
同時に玲さんを消すために進むということでもあります
もはや単純な意味でのハッピーエンドなんてありえないですよね
このシナリオにどういう決着をつけるのか・・・

アニマスの千早さんのメイン回でも同じように感じたんですが
人の死が関わってるだけに決着のつけようがあるのかどうかすら疑問です
PQの世界が崩壊してしまった場合
P3P4のメンバは存在がなかったことになり
そういう風に世界が作り直されるというようなことを言ってました
そのことから考えると
逆に玲さんがクロノスに連れて行かれることなく
ベルベットルームの扉から世界に戻ったとしたら
玲さんが死んだという事実がなかったことになり
そういう風に世界が作り直されるんじゃないかみたいなことも考えました

しかしそれはハッピーエンドかもしれませんが
玲さんが死んだという事実を
とても軽々しいものとして扱ってしまうことになるような気がします
できれば僕が驚いてしかも納得できるような終わり方になってほしいですね


そういや花ちゃんのイベントがほほえましかったです
なんか真面目なことを言ってりせちーに泣かれるっていう・・・
花ちゃんは他のみんなはすごいって言って
自分にはいいところなんて全然ない せいぜい仲間に恵まれてることだけだ
みたいなことを言うんですが・・・
僕はそんな花ちゃんが大好きです
なんの奇も衒いもなくそういうことが言えるってだけで
すでに非凡じゃないかとも思えます

P4における花ちゃんのシャドウって毒が少ないんですよね
一言で言えば平凡な自分から脱却したいみたいなことくらいで
そんなのはおそらく誰でも持ってるものでしょう
直前に小西先輩の残留思念的な声を聞いてなかったら
自力で跳ね返せたんじゃないかと思うくらいです


というわけでまとまりのない文章になってしまいましたが
今日はこのへんで終わりにしたいと思います
果たしてクリア後にどういう感想を持つのか・・・
自分でも今から楽しみです
それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!