今日は9月1日。9月1日が何の日かというとギャラリービブリオのオープン記念日なのだ。今日で12周年。12年前にこの企画で出帆した。「林静一現代美人画展『読む』」。
林静一さんの個展である。
女性が本を読む姿の美しさに着目した林さんによる美人画展。約40点展示。
オープニングパーティーには林静一夫妻、地元の親分・嵐山光三郎さん、カレンダーでお世話になっている南伸坊さん、そして当時の国立市長の佐藤一夫さんがお越しになった。
林夫人はスーツケースを手料理を入れたタッパーウェアで満載にして来て下さった。おかげで豪華なパーティーになった。
なぜ徒手空拳の駆け出し者の僕が日本を代表する美人画の大家である林静一さんの個展をいきなりできたかというと、「前職でのご縁」ということになっている。。
「月刊・書店経営」誌の編集をワンオペでやっていた今世紀初め、林静一さんに表紙絵を描きおろしで描いていただいていたのだ。テーマは「本」。女性が本、または文字を読んでいる時の静かな佇まいの美しさをCGで描いていただいた。それは本以外にも手紙だったり、おみくじだったり、パーティーの招待状だったり…。連載一年目は美人画、二年目は児童画。以降、僕の後任者にも引き継がれて5年間続いた。12×5で60作品。
その時の作品から厳選して展示した。
書店経営者が対象読者の店頭に並ぶこともない地味な専門誌の表紙に、日本を代表する美人画の大家である林静一さんに描き下ろしの表紙をお願いできたかというと、逆にこれは年期の入ったガロファンである僕としての長い付き合いのご縁によるものだ。
開業にあたってもいろいろアドバイスをいただいた。「売れる」アーティストと関係を取り結び「買ってくれる」太客を捕まえるのは画廊で修行した経験のない十松さんには無理、逆に今までのキャリアを生かして「文芸画廊」、地域性を生かした「国立の文芸画廊」を標榜するのがいい、と言ってくださった。
このこけら落としの「林静一現代美人画展『読む』」はメディアにもずいぶん取り上げられた。新聞の他、テレビでもご紹介いただいた。
うーん、やっぱり若いなぁ。12年前。
この時語った開業時のコンセプトは12年後の現在もそれほど変化はない。「ブレない」ともいえるし「進歩がない」ともいえる。
ただ世の中の変化に伴う小さな変化はある。
この6月には東京新聞さんにインタビューしていただいた。ウェブでも公開になっている。
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7月にはお隣、立川市の外郭団体「立川文化芸術のまちづくり協議会」の公式サイト「たちかわビルボード」さんにインタビューしていただいた。下の画像をクリックしていただくと当該ページへ飛びます。
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ね、変化がないでしょ。
会社員時代の同期諸君も定年退職しつつあるし、あと何年これができるかはなんともいえないけど体力が続く限り頑張ります。まぁその「体力」が問題なんですけどね。
と言いつつ、林静一さんとは某プロジェクトが進行中。もう僕の手は離れていて、年明けにお披露目予定。お楽しみに。
・・・・・もうすぐ開催・・・・・・・
9月12日(木)~24日(火) (15日=村上康成、はたこうしろう 22日=さかたきよこ)
24人のえほん作家から地球の子どもたちへ
『ちきゅうパスポート(BL出版)』原画展
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9/15、21 作者在廊
9/22 田島征三サイン会
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10月5日(土)
「一軒家 まるごとナオユキ5 秋酒のコク」
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・・・・・・・・・・・・公開中・・・・・・・・・・・・・・
当ビブリオが「美術協力」したミュージックビデオ「私の孤独」「わたしはわるい人間だもの」、YOUTUBEで無料公開中です。
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