そんなわけで一昨日の「よるのひるね YO-ENワンマンライブ」。
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その打ち上げの席上、コラムニストのえのきどいちろうさんから懐かしい話が出た。僕が取材をさせていただいた1994年頃、「まずいもの」の話をコレクションしていたとのこと。その時、僕が提供したネタはその後、エッセイに書かれたという。今日探したら見つかった。
ああ、すっかり忘れていた。文化放送のロビーで不味いものの話で盛り上がったのだ。よく覚えていないのだけど「イカ飯状になったイカの中身がオカラ」ってどんなだったのだろう。思い出せないのでAI画伯に依頼したらすごく気持ち悪いものを描いてくれた。
僕は昔の話の細部を覚えている方で相手に「よく覚えてるなぁ」と感心されたり呆れられたりする方なんだけど、えのきどさんにはかなわない。
そんな話をしていたら「よるのひるね」に遺りし精鋭たちより「まずいもの自慢」が続々と披露された。
・「亡くなったおとうさんが大好きだったコロッケを町の人に食べてもらおう」と奥さんと娘さんが開いた小さなレストランのコロッケがまずい
・頑固なケーキ屋。夏は生クリームの味が落ちるのが早いので夏場は生クリームを使ったケーキをつくらない、という頑固で誠実なケーキ屋のケーキがまずい
・〇〇国の国内線の機内食がまずい。CAがニコリともせずに放り投げてくる紙箱の中にパサパサの丸パンがひとつ。それがまずい。
・〇〇イベントのスタッフ弁当がとんでもなくまずい。米の飯がどことなく灰色っぽい
そこで、えのきどさんが声を上げた。
「みなさん、ここはYO-ENの歌声を称賛する会なのに不味いものの話で盛り上がるなんていけませんよぉ。あ、僕が口火を切ったのでした、すみません」ぉ
一同の中には僕の同級生のN君がいた。
「とまつ、コロナどうした?」
２回ほどかかったよ、軽症で助かったけど。って言おうと思ったら違った。車の「コロナ」のことだった。僕が大学時代に乗っていたトヨタコロナ1500DX、のこと。
ビンテージカー屋さんのサイトで見つけた同型同色車。
「あれ、どうした?」
って現存するわけがない。カリーナ、クラウンと乗り継いで現在のバモスに至る。でもエンブレムは持っている。
「そう言えば福生で死にかけたよなぁ」
これは覚えている。そのコロナでの夜のドライブ。みんなで大きな声で歌を歌いながら車を運転していたら突然、遮断機が下りてきたのだ。大騒ぎしていたから警報音に気づかぬまま列車が近づく踏切に進入してしまったのだ。
もう戻れない、遮断機は下りてくる、列車は近づいてくる、どうしよう。
死を覚悟した。遮断機がギロチン(断頭台)に見えた。
咄嗟にアクセルを踏み込んだ。降りてきた遮断機はコロナのボンネットの上に「ドンッ」と音を立てて落ちると大きくバウンドした。その隙間に車を前進させ、踏切を脱出したのだった。
で、運転してたのは誰だったっけ。それは思い出せないんだよなぁ。
下の写真。YO-ENさんの後ろのキャップ姿がえのきどさん。N君はどれだ。
・・・・いよいよ明日明後日、開催・・・・・・・
3月23日(土)←満席、3月24日(日)
「YO-EN唄会 黄昏に恋して ２デイズ」vol.19
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・・・・もうすぐ開催・・・・・・・
4月12日（金）～14日（日）
「春の三人展 ～書の表現～」
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4月25日(木)～5月6日(月・祝)
柳家一琴切り絵展「切って候」
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5月6日(日)
柳家一琴ビブリオ落語会
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