西村繁男絵本原画展「やこうれっしゃ」を開催します。
西村繁男絵本原画展「やこうれっしゃ」
期間 11月5日(木)~11月15日(日) 水曜(11/11)定休
開廊時間 11時~19時
入場無料
会場 国立駅前・ギャラリービブリオ https://www.gbiblio.jp/
〒186-0004 国立市中1-10-38 042-511-4368 (電話)
都会から雪国へ向かう夜行列車の出発から到着まで。駅の様子や車内の風景、旅する人々の姿を淡々とそして生き生きと描いた人気のロングセラー絵本(福音館書店刊「やこうれっしゃ」)の原画展です。一切の文字を省き絵のみで物語を描写したノンバーバル絵本の傑作です。
西村繁男『やこうれっしゃ』(福音館書店刊・900円+税)
出発は上野駅。
この感じ、懐かしいな。東京っ子の僕などはまるで異界への入り口のように思えて畏怖の気持ちが強かった記憶があります。初出はもう40年近く前。
家族連れもいればお土産を抱えた出稼ぎ風のおじさん、若いスキー客。赤帽さんを従えたお大尽風も。時計は9時半を指している。
列車の中は賑やかに、みんな旅を楽しんでいます。
やがて夜更け。みんな静かに眠りにつきます。
もちろん呑み続ける剛の者もいます。
そして朝7時ちょっと前。終着駅に着くのです。
窓枠のわずかな段差に積もった雪がリアルです。
文字やせりふは一切ないのにドラマを感じる絵本です。おしゃべりがきこえてくるようです。登場人物が私たちに生き生きと語り掛けてきます。
細かいことにこだわる西村絵本。一人の人物、一組の親子に注目して読み進むのも楽しみ方の一つです。それぞれの一夜の人生がじんわりと伝わってきます。「そうだったのか、この人は〇〇だったのか」と終着駅に着いて合点することもあります。そんなこんなで何時間見ていても飽きない絵本です。そんな絵本の原画展こそが今日ご紹介する「西村繁男絵本原画展『やこうれっしゃ』」なのです。
この原画以外の展示品、また販売物については決定次第このページでご案内します。また、作者の西村繁男さんの在廊予定についてもこちらで随時。
作者・西村繁男さんの在廊予定(10/28更新)
・・・・・・・・開催中・・・・・・・・・・
10/1(木)〜10/11(日)
「銭湯絵師 丸山清人個展2020」
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・・・・・・・・・・・・もうすぐ開催・・・・・・・・・・・・・・
10月22日(木)~10月27日(火)
「鈴蘭スケッチ展 “Resta a casa お家にいよう」
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・・・・・・・・・・・・もうすぐ発売・・・・・・・・・・・・・・
11月1日発売
国立名物「俳画カレンダー」令和三年版
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ギャラリービブリオ公式サイト
https://www.gbiblio.jp/
国立駅前。展示、ワークショップ会議にご活用ください。レンタルスペース、貸会議室も。
御用の節は上記公式サイトの申し込みフォーム、または・・・、こちらをクリックしてメールください。
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