鈴蘭スケッチ展 “Resta a casa お家にいよう」

 

 

10月22日(木)~10月27日(火) 

11時~19時 (最終日は17時まで)

 

会場 国立駅前・ギャラリービブリオ

 

 

〒186-0004 国立市中1-10-38    042-511-4368 

 

ギャラリービブリオ公式サイト
https://www.gbiblio.jp/

 

今年の春。グループ展のためにイタリア・トリノに渡った直後に都市封鎖(ロックダウン)に遭遇した画家が「解放」の日までの2か月間、古いアパートの地下室のアトリエで描き綴った「スケッチレター」を一挙展示。

 

 

その画家というのはもちろん鈴蘭さん。今は伊豆高原にお住まいだが、去年まで国立に10数年住まわれていた。引っ越し直後の去年の秋、「キノコ」をテーマにした個展を開いていただいた。

 

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鈴蘭さんは画友たちとのグループ展のためにイタリア・トリノに今年の3月5日に渡った。そして渡航数日後の3月11日にコロナ禍でトリノが都市封鎖(ロックダウン)。短期滞在の予定だったトリノ市内の古くて大きなアパートの地下にあるアトリエから出られない生活が2か月続いた。

 

 

ロックダウン直後、安否を問うメールをしたら「退屈なので落書きみたいなスケッチがたまってます」と返信をいただいた。

 

 

「落書きのようなスケッチがたまってる?」

 

 

それを聞いて黙っていられる編集者がいたら悪い事は言わない。手遅れにならないうちに職業を変えた方がいい。中途離脱してだいぶ経つ僕でもすぐに折り返しのメールをした。

 

 

内容はその日常をスケッチにしてネットで発信することの提案だ。絵日記ミニエッセイみたいな感じで。

 

 

鈴蘭さんはこの提案を容れてくれて、イタリア語で「家で過ごそう」という意味の「Resta a casa 」のタイトルで連載を始めてくれた。

 

 

ゴミ捨てでアパートの前の路上に出るだけでも許可証が必要な生活の中で「生きている証し」として描き続けたスケッチたち。その回数はなんと60回。

 

地下室から地上への階段、台所の鍋、ワインのボトル、高い塀越しに見える教会の尖塔、アパート上階から聞こえる子どもの声から想像した顔、次に出したい絵本のアイディア。そして「解放の日」、広場のカフェで友の顔を見つけた時の喜び…。

 

 

出国の前日の5月22日まで一日も休まずに。多い日は2回も。その一部が以下。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

こちらにまとめてあるんでクリックしてご覧ください。

 

 

その数週間後には日本も自粛期間に入った。何もかも中止になり鬱々とした気持ちにもなりかけたが、ロックダウンの地下室でも明るき前向きに生活し創作する鈴蘭さんに大いに励まされた。

 

 

5月22日に「解放」。5月25日にアムステルダム経由で無事帰国。

 

 

帰国から約1か月後の6月末。鈴蘭さんはその帰朝報告に来てくれた。そしてそのスケッチの現物を持ってきてくれた。

 

 

実際に現物を見せていただくとやはり写真よりずっといい。細かい陰影や繊細な線。これを見て何とも思わない画廊主がいたら・・・(以下略)。

 

 

そんなわけで鈴蘭さんゆかりの地、国立で原画展が開催されることとなった。会場はもちろん、JR国立駅から徒歩3分のギャラリービブリオ。

 

 

 

 

鈴蘭さんには会期全日の午後1時以降は在廊いただく予定。ぜひ作品の話、トリノの話を聞きに来てください。お待ちしています。

 

 

 

鈴蘭さんについて

 

茨城県出身の画家・美術家。日本で、時にイタリアでフレスコ画、油絵、絵本、ミクストメディア、オブジェなど幅広い創作活動を繰り広げている。絵本作品にキノコの傘をさして森を散歩する少女が主人公の「ジナ ジナ ジーナ」(サクライアートシステム/ブルーアート)がある。

 

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・・・・・・・・・・・・・もうすぐ開催・・・・・・・・・・・・・・

 

10/1(木)〜10/11(日)

「銭湯絵師 丸山清人個展2020」

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