5月9日(木)から12日(日)にかけて開催される予定の2024年WRC世界ラリー選手権の第5戦『ラリー・ポルトガル』。いよいよ近づく開幕を前に、エントリーリストが公開された。
第5戦『ラリー・ポルトガル』は、ヨーロッパ・ポルトガルの北部にある町マトジニョスを中心に開催される。主なコンディションはグラベル(未舗装路)となり、ステージ再走時の路面コンディション変化が特徴となる大会だ。
今回、マニュファクチャラー選手権で首位に立っているTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)からは、4台のトヨタGRヤリス・ラリー1がエントリーした。レギュラードライバーであるエルフィン・エバンスと勝田貴元の2台に、パートタイム参戦のカッレ・ロバンペラとセバスチャン・オジエの2台を加えた計4台が出走する。3台までとなるマニュファクチャラーエントリーは、エバンス、ロバンペラ、オジエとなる。
TGR-WRTを7点差で追いかけるヒョンデ・シェル・モービスWRTは、3台のヒョンデi20 Nラリー1をエントリーさせて今季3勝目を狙う。ポイントランキング首位のティエリー・ヌービルと元王者のオット・タナクは不動で、3台目には今季初出走のダニ・ソルドが乗り込む予定という。
Mスポーツ・フォードWRTからは、第4戦から続いてフォード・プーマ・ラリー1を2台エントリーさせるという。アドリアン・フルモーとグレゴワール・ミュンスターのふたりが引き続きドライブを担当する。
WRC2クラスは、計40台となるラリー2マシンがエントリーを行っており、ランキング首位タイのヨアン・ロッセルとオリバー・ソルベルグも出走予定だ。さらに第3戦サファリ・ラリー・ケニア勝者のガス・グリーンスミスや、トヨタGRヤリス・ラリー2を駆るサミ・パヤリもエントリー。そして、最高峰クラスで戦った経験を持つピエール-ルイ・ルーベやテーム・スニネンも出走するため、WRC2クラスは今季イチの激しい争いが繰り広げられることになるかもしれない。
また今大会には、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生である小暮ひかると山本雄紀もWRC2クラスに出走予定だ。
2024年大会2度目のグラベルとなるラリー・ポルトガル。路面の砂利や砂、その下に潜む硬い岩盤や石を見極めながらのアタックが求められる第5戦ポルトガルは、5月9日(木)から12日(日)にかけて開催される予定となっている。
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【 WRC 2024 Rd.4 Croatia Rally ハイライト動画 | TOYOTA GAZOO Racing の動画はこちら 】
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