◆マシンは予測不能で厄介な好不調の波が出現
F1第5戦マイアミGPでメルセデスは、ジョージ・ラッセルが4位、ルイス・ハミルトンが6位でフィニッシュした。フリー走行、予選と苦戦気味だった彼らはレースでは一転してペースが良く、特に予選でQ2敗退に終わったハミルトンは7つもポジションを上げることに成功した。ただ、チームはW14がなぜこのように調子のアップダウンが激しいのか、その理由が分からないとしている。
次戦エミリア・ロマーニャGPでメルセデスは、サイドポッドやフロア、フロントサスペンションなどに関する大規模なアップデートを予定している。これについてトト・ウルフ代表は、この変更が劇的な変化をもたらすと期待しているわけではないが、これまでの課題について何らかの答えを見いだせるのではないかと考えている。
「我々は新しいサスペンションやボディワーク、その他諸々のアップデートパッケージを持ち込むのだから、期待が持てるようにしないといけない」
「しかし、私も15年F1に関わってきて、突然0.5秒もタイムを上げられるような特効薬が登場するのを見たことがない。だからそこで何か起こるとも思えない」
「ただ、私が楽しみにしているのは、我々がマシンの中で理解できていない部分について何かを取り入れることができれば、特定の変数を机上から取り除けるかもしれないということだ」
「それによって安定したプラットフォームに近付き、自分たちのベースラインがどこにあるのか、そこから何が出来るかを確認できることを期待している」
メルセデスが取り除きたい“変数”とは何かについて尋ねられたウルフ代表は次のように答えた。
「我々はダウンフォースを追い求め、メカニカルなプラットフォームにおいて可能な限り最高の仕事をしようとしている」
「そして新しいボディワーク、新しいフロアやフロントサスペンションなどを導入する。かなりの大手術になる。大規模な作業になるので、ひとまずバーチャルの領域で学べることが多くありそうだ」
「我々がもたらすアップデートは(将来的な)方向性を定める上でも役立つだろうし、何がこのマシンを邪魔しているのかについての(分析の)一助になるであろう様々なエリアについて、理解を深めることができるだろう」
そろそろ各チームにとっては、2024年シーズンに向けてニューマシンの主要コンポーネントに関する作業に取り掛からないといけない時期が迫っている。ただ、メルセデスチームの現在のマシン状況を踏まえ、ウルフ代表は「イモラ」で学びを深めることが重要なのだと語った。
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【 Toto Wolff discusses Mercedes "no blame culture" and future upgrades! | ESPN F1 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=ZoYCyzSjfr0
【 The reasons Mercedes should be worried about its 2024 F1 car already の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=PYfpTZSABBw
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