伊アバルトは、ブランド初のEVとなるコンパクトハッチバック、アバルト『500e』(Abarth 500e)に、欧州で「ツーリズモ」を設定すると発表しました。
◆専用の18インチアルミホイールやアルカンターラ内装
ツーリズモは、アバルト500eのラインナップの頂点に立つグレードです。内燃エンジン搭載のアバルト車と同じく、パフォーマンスとスタイルを重視し、オリジナルのアバルトサウンドも追求しています。
エクステリアには、専用の18インチアルミホイールが装着されます。このアルミホイールには、ダイヤモンドカットチタニウムグレー仕上げが施される。インテリアでは、スポーティさとスタイリッシュさを表現するために、アルカンターラが採用された。アルカンターラ&レザーのステアリングホイールや、アルカンターラのエンボス加工を施したダッシュボードによって、スポーティさとプレミアム感を演出している。
ヘッドレスト一体のスポーツシートには、アルカンターラにレーザー加工されたアシッドグリーンのスコーピオンがあしらわれる。スポーティなダブルステッチが、シートからドアパネルにかけて配された。さらに、フロントシートヒーター、ワイヤレス充電パッド、リアビューカメラ、ブラインドスポットウォーニングなども装備されている。
◆モーターは最大出力155hpに強化
アバルト500eは、フィアット『500』のEVバージョン、フィアット『500e』のモーターを強化して搭載する。最大出力は155hp、最大トルクは24kgmを発生する。0~100km/h加速は7秒と、クラス最高の加速性能を備えている。バッテリーは蓄電容量が42kWh。出力85kWの急速充電システムが装備されており、バッテリーの8割の容量をおよそ35分で充電できる。
アバルト500eでは、「ツーリズモ」、「スコーピオン・ストリート」、「スコーピオン・トラック」の3種類の走行モードが設定でき、ユーザーは好みで切り替えできる。
ツーリズモモードでは、モーターの最大出力を136hp、最大トルクを22.4kgmに抑え、効率的でありながらエキサイティングなドライビングを追求する。スコーピオン・ストリートでは、回生ブレーキを最大限に活用しながら、高いパフォーマンスを追求する。
ツーリズモとスコーピオン・ストリートでは、ワンペダルでのドライビングが可能という。スコーピオン・トラックは、最高のパフォーマンスを得るためのモードになっているという。
◆アバルトのガソリンエンジン音を再現するサウンドジェネレーター
「アバルト・サウンド・ジェネレーター」は、アバルトの特長のエンジン音を、EVの500eでも再現するために開発された。「レコードモンツァ」のエキゾーストを備えたアバルトのガソリンエンジンの音を、忠実に再現している。
アバルト500eのサウンドジェネレーターには、ガソリンエンジンのサウンドを連想させる「AVAS(車両接近通報装置)」が付属する。このAVASもアバルトらしい音を追求した。さらに、アバルト500eのサウンドジェネレーターは、停車時にオン/オフを切り替えることもできる。
さらにアバルト500eでは、「Key On-Off」システムがキャビン内のサウンドを演出する。このサウンドは、ユーザーがアバルト車に乗っていると、すぐに分かる音だという。他のEVと一線を画す音を目指している。中でも、時速20kmを超えた時のサウンドにはこだわったアレンジがされているそうだ。
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【 New Abarth 500e – That’s the way! の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=l9sWdZoZu5M
【 Abarth 500e Cabrio Turismo EV(DPCcars) の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=2NLUObIiUp0
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