◆RC Fにインスパイアされた高性能セダン
レクサスは小型セダンのISに5.0L V8エンジンを搭載した 「IS 500 Fスポーツ・パフォーマンス」 を北米で発表しました。 スポーティーなFスポーツをベースに、走りをさらに高めたパフォーマンスモデルです。
ISは昨年のモデルチェンジでスポーツ性と洗練性を向上させている。レクサス・インターナショナルの小林直樹チーフエンジニア率いる開発チームは、478psの自然吸気V8エンジンとクワッド・エグゾーストシステムを搭載。スポーツ走行に特化したパフォーマンスセダンを完成させた。
レクサスはIS 500を、Fスポーツ・パフォーマンス・ラインナップの第一弾としている。 自然吸気5.0L V8エンジンから最高出力472ps/7100rpm、最大トルク54.6kg-m/4800rpmを発揮。車両重量は1765kgで、標準のIS 350 Fスポーツと比較して65kg増加している。
レクサスによると、0-97km/h加速は4.5秒に達し、推定燃費は10.2km/l(高速道路モード)を実現するという。 その他、RC Fにインスパイアされた左右4本出しのエグゾーストシステムを採用し、V8エンジンのサウンドを高めている。
トランスミッションは、IS 300やIS 350のFRモデルと同じ8速スポーツ・ダイレクトシフトを採用。 ドライブモードとして 「スポーツS」 と 「スポーツS+」 を用意し、エンジンとトランスミッションのマッピングを調整してパフォーマンスを高めているという。
スポーツS+では、電動パワステのアシスト量と減衰力を調整し、よりスポーティーなハンドリングを実現。 また、パワートレイン(ノーマル/エコ/パワー)、シャシー(ノーマル/スポーツ)、エアコン(ノーマル/エコ)を好みに合わせて設定できる 「カスタムモード」 も用意されている。
◆パワフルなエクステリアデザイン
レクサスによると、新型IS 500は、2021年モデルのISの改良点を踏襲し、ドライバーとクルマの間に信頼感とつながりを提供することに重点を置いているという。
IS Fスポーツのダイナミック・ハンドリング・パッケージ(DHP)、アダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)、トルセン式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(LSD)を標準装備している。
また、シャシー性能を向上させるため、ヤマハのパフォーマンスダンパーをリアに採用。 ボディのヨレを低減し、低速域での快適性を確保するとともに、高速域での安定性と俊敏性を向上させている。
ブレーキはフロントローター14.0インチ、リアローター12.7インチと標準のIS 350 Fスポーツより大型化し、冷却性能も高めている。
エクステリアは細部に変更が加えられている。ボンネットは約50mm高くなり、センターのキャラクターラインが強調された。フロントバンパーとフェンダーはワイド化され、マッシブな走りを表現している。
ホイールは19インチの専用10本スポークアロイが標準装備される。デザインが変わっただけでなく、標準モデルの19インチと比較して、フロントは約450g、リアは約900gの軽量化を実現した。
その他では、エグゾーストシステムを強調するリアディフューザーのアクセントや、ダーククロームのウィンドウトリムなどが変更されている。また、ブラックのリップスポイラーもデザイン上のアクセントとなっている。
インテリアでは、本革巻きステアリングホイールやFスポーツのペダルを標準装備し、ドアシルのスカッフプレートにはブラックの 「F SPORT Performance」 の刻印が施されている。 また、コンビネーションメーターにはIS 500専用のエンジン起動時のアニメーションを採用している。
◆高度な運転支援システム採用
安全装備としては、2021年モデルのISと同様に、改良されたレクサス・セーフティシステム+ 2.5を搭載している。 レクサス・セーフティシステム+の一部主要機能が強化されたほか、新機能が追加されている。
まず、前面衝突警報(FCW)、自動緊急ブレーキ(AEB)、歩行者/自転車検知機能付きプリ・コリジョンシステム(PCS)では、レンズカメラとミリ波レーダーを強化し、反応範囲を拡大。先行車だけでなく、日中に前方を走る自転車や歩行者にも対応できるようになった。
交差点では、一定の条件下で左折時に対向車や歩行者を認識し、必要に応じてPCSを作動させる。PCSには、ステアリング操舵によって衝突回避を支援するエマージェンシー・ステアリング・アシスト(ESA)なども含まれている。
全車速ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール(DRCC)は約50km/h以上で作動し、停止まで車間距離制御を行い、停止状態からの発進も可能だ。
DRCCには、速度の遅い車両をスムーズに追い越すことができる新機能も搭載されている。前方に設定速度よりも低速で走行している車両がいる場合、ドライバーがウィンカーを操作すると、車線変更に備えて自動的に加速を行い、車線変更後は設定速度に達するまで加速を継続する。
ステアリングアシスト付きレーン・ディパーチャー・アラート (LDA) は、51km/h以上の速度で不用意な車線逸脱を感知した場合に、ステアリングホイールの振動や警告音でドライバーに通知する。 車線内にとどまるように、わずかなステアリング修正も可能だ。
追加機能として、先行車や対向車を検知し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える 「インテリジェント・ハイビーム」 を搭載。 ロードサインアシスト(RSA)は、カメラとナビゲーションマップを利用して道路標識情報を取得し、マルチ・インフォメーション・ディスプレイ(MID)に表示する。
レクサスIS 500 Fスポーツ・パフォーマンスの販売価格については、近日中に公表される予定で、北米でのデリバリー開始は今秋以降とのことです。 なお、日本への導入予定は今のところ確認されていない。
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【 A New Era : The Lexus IS 500 | Lexus の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=TXlzDdyR1js
【 Lexus IS 500 F Sport Performance : First Look の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=jxnY-jPt9gs
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