どうも私のなかで、娘は「数学・物理学」が、大して出来ないというイメージが払拭できずにいます。

 

そのため、大学で「物理学」の世界に踏み入れたときは、大丈夫なんだろうか?と不安でした。

 

 

でも…

大学1年生〜3年生前期(現時点)までの「数学・物理学」の成績は、Aが最も多く、悪くはありません。

*成績は、AA>A>B>C >D(落単)の順

 

 

本当に、娘は「数学・物理学」が出来なかったのか?

 

なぜ、私はそう思い込んでいるのか?

 

 

そのため、

高校時代の成績から、振り返ってみることにしました…。

 

 

 

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大して出来ない、と思い込んでいるので、過去の成績を見るのが怖かったんですが…

 

 

最初に、

高校の成績票(5段階評価)を振り返ってみます。

 

・文理分け前 (高1冬より「物理学」に進むことを決意)

高1:数学4 物理基礎4

 

・高2より文理分けされ「理系クラス」となる。

高2:数学5 物理5

高3:数学4 物理(2種あり) どちらも5

 

 

別に悪くはない、というより、良いですねOK

娘の高校は「絶対評価」なので、学校が求める基準は達成できていた、ということでしょうか…。

 

高2は、娘が最も勉強を頑張っていた時期でした。

娘の高校では、数学は高2にうちに数3まで終え、物理は高3の最初で終えます。そのため高2が一番の山場となるのです。

 

そして、娘は当時から「物理学が好き!」とのことでした。

てっきり私は、自分の好きな道に行くためには、物理ができなくてはいけない!と必死だったのかと思っていました…汗。

 

 

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成績票を見るとホッとしますが…

 

定期試験に関しては、特に「数学」の立ち位置は、良いものではなかった記憶しています汗 (明確な順位は出ません)

 

 

まず、高校のレベル感をざっくりお伝えしておきます。

 

娘の代の高校(中高一貫女子校)の大学現役進学実績(率)は…

<全体>東京一工・旧帝・他国公立・国公私医・早慶:約60% 

<理系クラスのみ>

東京工・旧帝・国公医:16%

東京工・旧帝・他国公立・国公私医・早慶:57%

(〜マーチレベル迄:100% (文系進学者除く))

補足:女子校の特徴なのか、理系であっても地方大に進学する生徒は少数です。東大に合格する力があっても早慶を志望する層も多い。浪人は少ない。

 

 

そういう環境のなかで…

 

「理系数学」の立ち位置は、上位20〜40%程度でした。

上記の率を見ても、大して良いわけではないですよね…。

上位2割の壁は非常に厚かったです…煽り

 

「物理」は上位でしたが、3割程度に落ちることもありました。こちらも厚い壁がありTOP3内は無理でした…。

 

この高校時代には、数学がテキメンに出来る子との差を怖いほど痛感しましたね…。(娘はどう思っていたのかは分かりませんが)

 

 

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次に、

予備校S○G (○にEを)を振り返ると…

*娘の代の合格実績(1校舎) 東大+国公医:約3割、東京一工+国公医:約4割

 

順位は出ないので、ざっくりとした感覚ですが、

理系数学:真ん中

物理学:中の上

というかんじでした。

 

 

・S○Gでの娘のプランや様子はこちら↓

 

 

最後に、

冠模試 志望校(理学部物理系)共通テストを振り返ると…

 

冠模試(K2回,S1回)は、

定員内に入ってはいたものの…

点数を思い切り上げていたのは「英語」で、理科科目(数物化)は横並びでした。

 

 

共通テストは、

高得点で引き上げたのは「英語」「国語」「倫政」の3科目でした。

 

・共通テストの様子と結果はこちら↓

 

 

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やはり…

改めて振り返ってみても、数物が大して出来ない、という感覚が纏わりつく理由が分かりますね…ネガティブ

 

 

 

とはいえ!

当然なのですが、娘に対して、数物が大して出来ない、と口に出したことは一度もありません。逆に、物理学がよく出来ると褒めていました。

私自身と比べると遥かに賢いし、勤勉で優秀には違いないので、口が裂けてもそういうことは言えませんよね…驚き

 

その上、娘の中高は女子校のせいか、「物理学」の道に進む生徒は非常に稀で、娘の代では、娘ただ一人だと思います。

周りが誰も選ばない道を選んだことにも感心しています。

 

 

 

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さて、それを踏まえて、

数物が得意な面々が集まる物理系に進学し…

 

大学での数物は大丈夫なのでしょうか?

 

 

1年次は、数学・物理学はAAとAがほとんどで良い成績でした。

というのも…

2年次後期からの学科配属で、娘は狭き門の専攻を志望しており、これが成績順で決まるからです。

 

そのため、1年生の頃は、ずっーーと勉強していました。

授業の合間も勉強、授業後も閉館まで図書館で勉強、寮のラウンジに移動してまた勉強。ひたすら勉強です。

 

「高校の時は、東大志望の子よりは少なく、マーチ志望の子よりは多く、と勉強量を調節していたけれど、大学では、その基準が無くなり、一体どこまで勉強すれば大丈夫なのか、分からないんだよ…」

 

幾らやっても安心できない、終わりが分からない…と、半ばノイローゼ気味になりつつも勉強し続けており、その努力量は相当なものでした。

 

 

しかも、

大学での「物理学・数学」は、高校とは別物だそうです。

 

娘は「1年次のしょっぱなから違う!」と言っていました。

「同じ問題でも、高校時代とは違う解き方で導き出す」と…。

*微積がメインになるのかな。今更に総合型がなぜあのような試験だったのか理解。

 

専門課程に進むとより難解になり、暗記は通用しなくなるのでしょう。物理学は数学で、あらゆる数学の知識を駆使するのだとか。

 

そのため、高校までは物理学が得意だった人が、思っていたものと違った、もう勉強したくない、と脱落(学部卒)していく場合もあるようです。

 

 

3年生後半になった今、娘曰く、

 

「私がここまでやってこられたのは、友人のおかげ。ホント友達には恵まれた。彼らがいなかったら、ここまで順調にはいかなった。友達は本当に大切!!」

 

今も仲良くしている友人らは、1年生当時、娘と同じように図書館に籠り、勉強していた仲間でもあるんですよね。

 

 

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まあ、結局のところ、

数物が他の優秀な方に比べて出来ないのだとしても…

 

心が折れることなく一途に学び、探究していく力があれば、それで大丈夫、ということでしょうか…。

 

更に、大学に進学してからは、

勉強面以外の、様々な能力が問われ、そちらのほうがもっと重要だ、ということも分かってきました。

 

 

そろそろ成績に囚われることを止めないといけませんよね。

 

と自分に言い聞かせつつも、3年生そして院試を終えるまでは、不安しかないんですけど…ネガティブいやマジ心配