アバラ日記。 -36ページ目

大丈夫。


おれは揺らがない

だから

かかってきなさい



 



晴れた土曜日。

これでもかと晴れた土曜日
洗濯をしまくって午後から
電車とバスと少しの徒歩で
府中市美術館へと出掛けた

『ノーマンロックウェル』
1950~70年代アメリカの
日常の哀感を巧みに描いた
イラストレーターの作品展

個人的にアメリカって国に
まったく興味はないけれど
作品の数も少なかったけど
えいやっ!と出掛けて正解

時代と人の距離感が爽快で
タッチは全然異なるけれど
谷内六郎作品を観たような
そんな良い気分になったな

イラストレーションだから
作品には目的と物語がある
でもそこには時代と家族と
人と優しさと願いがあった

芸術に造詣がないあたしは
彼が作品を描いている時の
思いを想像して自分自身の
創作意欲を揺り起こしてた

帰りは府中まで歩いてみる
とても不思議な街だなぁと
中央線とは全然違う空気を
吸い込みながら電車に乗る

昼間に感じたことを並べて
酒も呑まずにボーッとした
贅沢な時間を過ごしたかな
そんな気分で日付が変わる

そして
選挙には行かないと決めた





Suicidal Candys.

そのキャンディを舐めたら
終わりを告げる鐘が鳴るよ
愛想を尽かした月も消えて
朝陽はもう昇らないだろう

シタタカな蜥蜴の尻尾とか
ヨコシマな蛇の脱け殻とか
裏切りを繰り返して重ねる
ヒステリックなパンケーキ

届くことのない白い手紙を
ポストに投げて微睡んでる
鉄骨にもたれかかったまま
記憶が燃えるのを見ていた

ちぎれ飛んだネックレスが
星屑みたいにキレイだった
天井から降るウイスキーが
何もかもモノクロに変えた

新しい悲しみを届けにきた
夏の雪が降るのを見ている
固く目を閉じているけれど
眩むほどに眩しくて笑った

そのキャンディを舐めたら
終わりを告げる鐘が鳴るよ
愛想を尽かした月も消えて
朝陽はもう昇らないだろう