片道切符。
出来損なった夏の雲を仰いで
昨夜の三日月の幻をかさねた
その美しさに想いを馳せては
陽炎をかき分けてくてく歩く
生まれた日から握ってるのは
逃げ場所をもたない片道切符
そいつをヒラヒラなびかせて
「東京をなめんなよ」と笑う
ぬるい記憶に逃げ込むことも
ぐだぐだと慰め合う人と人も
すべてをビリビリに破いては
燃えるよな風にのせ手を離す
悪いけどあたしはもう行くよ
時間は多く残されてないから
こんな世界だっていつか死ぬ
限界って奴を見つけに行くよ
例えばそこが荒野だとしても
小さな花を咲かせに行くから
今ここにあるものがすべてだ
素晴らしい世界と思わないか