アバラ日記。 -20ページ目

砂。

落ちていく砂時計を
ジリジリとながめて
チロチロ酒を舐める
終われば逆さにして

こんな風に人の命は
頼りなく減っていく
その中でできること
できないことを選ぶ

何度も逆さにしては
ため息をつきながら
諦めの悪さを呪うよ
あらゆることすべて


穴。


あれから一年とか
あれから七年とか
ボンヤリと左から
右へとぼくの歴史

五月雨に地図から
ポロポロ剥がれて
頭の何処かにある
穴へ落ちて消える

時は沸々と弾ける
温めたミルクの泡
止める術はなくて
その理由もなくて

四面楚歌に泣いて
満身創痍を笑って
飽和状態に泣いて
徒手空拳を笑った

そんな繰り返しの
最期に笑えたなら
阿佐ヶ谷の街空に
浮かんだ半分の月

悟。


どうすればいい?
誰も何も知らない
結局はいつも同じ
腸の内側を焼いた

あとは覚悟決めて
死んだ心持ちかな
海月のような夜に
顔を埋めて窒息死