檻。
誰もがそれぞれに獰猛な
魔物を飼って生きている
突発的に暴れ狂うそれを
手懐けながら生きている
内部から生まれたものか
外部から移り住んだのか
そのベクトルに無関係な
魔物を飼って生きている
生きることはもしかして
その檻を建設することか
言葉や感情の通用しない
魔物と生きて行くことか
あたしの檻は不格好です
逃げ出さないことだけを
祈ってたくさん釘を打ち
見張っていることの不毛
魔物を飼って生きている
突発的に暴れ狂うそれを
手懐けながら生きている
内部から生まれたものか
外部から移り住んだのか
そのベクトルに無関係な
魔物を飼って生きている
生きることはもしかして
その檻を建設することか
言葉や感情の通用しない
魔物と生きて行くことか
あたしの檻は不格好です
逃げ出さないことだけを
祈ってたくさん釘を打ち
見張っていることの不毛
例。
たとえばはたとえば
たとえばのたとえば
たとえばなんてのは
たとえばなんだけど
あちらがわの世界が
不確かにそこにある
自由しかない世界が
両眼の裏側にあって
まいにち恋をしてる
まいにち転がってる
まいにち漏れている
まいにち枯れている
自分勝手に腹ペコで
湧き出る七色の泡を
妄想の塊を手掴みで
喰らい満たされた月
たとえばのたとえば
たとえばなんてのは
たとえばなんだけど
あちらがわの世界が
不確かにそこにある
自由しかない世界が
両眼の裏側にあって
まいにち恋をしてる
まいにち転がってる
まいにち漏れている
まいにち枯れている
自分勝手に腹ペコで
湧き出る七色の泡を
妄想の塊を手掴みで
喰らい満たされた月
春。
片目のトラックが来て
横たわれというのでね
両目を開けて大の字に
なったが何も失くさず
ただ風だけが吹いては
猫の匂いを運んでいる
鳴き声を聴かせてよと
願うがそこに独りきり
あぁそれは酒に似てる
あたしは毎夜騙されて
雪の下にある枯れ葉を
かき集めて眠る日々よ
親を誰よりも憎んだり
友を誰よりも愛したり
膨らんで弾け飛んだり
ただ毎日が怖いだけよ
闘い続けるってことは
こんなんで正解かしら
せめて大きく外れては
いなきゃいいのだけど
横たわれというのでね
両目を開けて大の字に
なったが何も失くさず
ただ風だけが吹いては
猫の匂いを運んでいる
鳴き声を聴かせてよと
願うがそこに独りきり
あぁそれは酒に似てる
あたしは毎夜騙されて
雪の下にある枯れ葉を
かき集めて眠る日々よ
親を誰よりも憎んだり
友を誰よりも愛したり
膨らんで弾け飛んだり
ただ毎日が怖いだけよ
闘い続けるってことは
こんなんで正解かしら
せめて大きく外れては
いなきゃいいのだけど