美しい少年 | バナナな日々

バナナな日々

趣味を楽しむ気ままな備忘録です。

青空は爽やかにみえるのに、蒸し暑い一日。

毎日、毎日天気が変わり、身体はどう付いていったらよいのかわかりません。

今日は先生の都合でヴォイスコーラスがキャンセルになり、ヒマ~。

そういえば、区報に展示と映画上映会、トークイベントの記事があった事を思いだした。

文学館ではイベント中「第三の男」を上映すると、でも月曜日は休館。

一方、下高井戸シネマでも期間中、「第三の男」「薔薇の名前」「ベニスに死す」

「異邦人」を上映するとか。

今日上映予定は「ベニスに死す」、見に行くしかない。

最初の上映は1971年、中学生だった花子が見ることはなかったけれど

美少年の映画というぐらいは知っていたし、CMにも出てましたね。

それからたびたび話題になり、リバイバルとして上映された時に見たような気が

するようなしないような、記憶を手繰るより見た方が早い。

オープニングとエンディングの海の風景は抒情詩のよう、

マーラーの音楽は壮大で儚なく、ビョルン・アンドレセンの美しさは魔物でした。

あんな風に見つめられ、微笑みを浮かべられたら、誰だってドキドキしますよ。

ヴィスコンティ監督は「世界で一番美しい少年」」と言ったとか

美少年だったがゆえに、その後ビョルン少年は苦労されたのですね。

美しいことは必ずしも幸せではない、映画から離れてそんなことを思いました。

 

図書館で借りた本の返却期限が近づき、午後は読書、読書。

喜多川泰さんの「運転者」は、運を転じるタクシーの話。

生保会社に勤める修一は、保険契約の解約が増え、絶体絶命。

そんな時、修一の前に一台のタクシーが止まり

修一の運が変わるという場所に連れていく。

「運が変わる時、そんな場、というのが人生にはあり、

それをつかまえられるアンテナが全ての人にあり、上機嫌の時に感度が最大になる。」

機嫌が悪いと運は逃げる、上機嫌の時に運を変えるチャンスがあるらしい。

笑う門には福来る。

なるべく機嫌良く過ごしたいのですが、人間が出来ていないので難しい。