健康的な普茶料理 梵 | バナナな日々

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趣味を楽しむ気ままな備忘録です。

今日は俳句仲間の女子会ランチ。

花子が俳句を始めた頃は7,8人いたのですが、今は女性は3人だけ。

昨年は現役の女性が会社で会食は自粛するようにと言われて出来ず。

ようやく念願が叶い、ランチ会開催!

今日伺ったのは、浅草の裏? 竜泉町にある普茶料理のお店「梵」

少し先には酉の市で有名な鷲神社が見えます。

門構えから素敵です。創業1959年、途中で一度改修されているそうですが

風情のある建物です。 

普茶料理とはHPより

「役300年前、中国、明の隠元禅師が京都宇治に黄檗山萬福寺を建立した折より

 伝わる精進料理・・・。独自の料理法にて調理をし、医食同源、ベジタリアンの方にも

 お勧め致します。」

そろそろ肉より魚、魚より野菜の年ごろの3人です。

 

ゆったりとした個室、掘りごたつなので足が楽~。坪庭がみえます。

石碑には「夢」と書いてあり、床の間には紫陽花が生けてあります。

 

コース料理は6000円から、品数が増えると値段が上がるらしい。

花子たちは6000円のコースを頂きましたが、品数が多くお腹が一杯です。

 

茶礼は香煎、点心は梵字のらくがん

香煎は紫蘇が細かく刻んで入っていました。

梵字とはサンスクリット語を表す文字だそうです。

 

左は鮑麩、食感が鮑のようで、よく出来ています。

右は紫陽花蓮根、宝珠(胡麻を練り固めたもの)、枝豆

ガラス皿に瑞々しく盛られています。

 

 

水無月椀、左の上の葉はイタヤカエデ、葉で蓋をするので「葉蓋」、風流ですね。

葉蓋を開けると右のエンドウ豆のスープ、底には白玉が一つ。

濃厚ですが塩加減が丁度よく、これから暑くなる季節にピッタリです。

 

キリコの器に入っているのは、白エンドウ豆とワカメのトマト酢和え

その左は、唐人麩(角煮のようです)、青菜の胡麻和え、味付けコンニャク、生姜

真ん中は擬製豆腐と古代巻き寿司、下は〇〇味噌、右は紫陽花羹、山桃、青楓麩

トマト酢が優しく、唐人麩はさすがに角煮とは思えませんが、歯ごたえが良いです。

胡麻和えの胡麻が濃厚。〇〇味噌は旨味たっぷり、

どれから食べて良いか迷います。

 

芳野煮、黄檗禅味。野菜たっぷりのとろみのあるスープです。

野菜のうま味がたっぷり、身体が温まりますね。ご飯にかけたい。

 

丸茄子の薬膳味噌かけ、甘長唐辛子、くずのフライ、白きくらげ

薬膳味噌が絶品でお代わりしたい!

 

鰻のかば焼きもどき。何も言われなかったら鰻と思いますね。

豆腐?大豆を加工したものですが、まさに鰻です。

 

胡麻豆腐、出汁が入っているので、最後に飲んで頂けます、と一言。

これぞ胡麻豆腐、じっくり味わいました。

 

揚げ物は人参、玉ねぎ、春菊、インゲン、こんにゃく、薩摩芋、素麺揚げ。

人参が海老に見立てているのですが、とっても甘い。

味付けこんにゃくが良いお味です。 

 

ようやくご飯に辿り着きました。

ご飯に上にはお茶を細かくしたものが乗っています。もっと細かくすると抹茶に。

青豆の味噌汁、香の物(たくわん、人参、キュウリ、キャベツ、紫蘇漬け)

 

デザートはみつ豆、さらりと優しい蜜にホットしますね。

どれも上品なお味で、お腹が一杯と言いながら完食です。

野菜ばかりなので、こんなに食べても胃もたれせず。

お喋りにも花が咲き、楽しい女子会になりました。

帰りに鷲神社をお参りし、浅草の人混みをかきわけて帰宅。

都内でもまだまだ風情のある町、素敵なお店がありますね。

 

俳句の先輩は82歳、後輩は56歳、これから先何が起こるかわからないのは皆同じ。

やりたい事はすぐやりましょう。