BANANAFISHポストカードブックと「マックスロボの手記」(1)(2)のレビュー

らぶばなです。アニメ「BANANAFISH」も残り回数が少なくなってきましたね。これからますますアッシュや英二が追い詰められて行くのかと思うと心苦しいです。

ちょっと自分のテンションがあがったことがあるのですが、予約していたポストカードブック Vol.2がようやく手元にやってきてくれました。ポストカード１０枚入りのセットものです。

愛らしい英二の笑顔

子アッシュのキラキラした瞳

アッシュ英二の”キス伝達シーン”が入っているポストカードブック Vol.1とものすごーく迷ったのですが、子供時代のアッシュがあまりに可愛くてそっちにしちゃいました。両方手に入れれば？って感じですけど、サブキャラのカードが増えるのもなぁ。。。（←酷い）と

　BANANA FISH ポストカードブック Vol.1　

　BANANA FISH ポストカードブック Vol.2

それはともかく、前々から気になっていたBanana fish―マックス・ロボの手記を手に入れました。

1巻、2巻まで読んだのでレビューします。

私がこれらを読んだ理由は、小説版は漫画本とどう違うのか、漫画では知れなかった新たな真実があるのか知りたかったからです

まず、書き手がマックスなので彼の意見を通じてアッシュについての客観的な見方ができるのが良かったです。

マックスはアッシュと離れていた時もあるので、それは他の人にインタビューしたとか、推測したとか色々なパターンで話が進んできます。

セリフはほぼ漫画と同じ。順番が少々ズレて、後から過去の話が出てくるときももあるけど、基本のストーリーは同じです。

正直、一巻は漫画と展開、ストーリー共同じだから、わざわざ小説版で読む必要あるのかなと思ったけど、二巻三巻と進むに連れて面白くなってきました。

原作でイマイチ私が理解しきれなかったシーンがマックスの意見やインタビューを通じて詳しく述べられている場面があり、そういうことなのか！と分かってきたからです。

あまり詳しくネタバレしすぎない程度に感想等述べさせていただきます。

一巻で読むべきポイントはプロローグ。ここだけで良いと断言したくなります。。

なぜマックスが手記を書こうとしたか、その理由について書かれてます。

そしてあの戦いのなかで救いがあったと言っています。

アッシュがエイジに救われたイメージが強いですが、それだけじゃない。彼らや戦いに関わった多くのものが、その後の人生を変えるぐらいに大きな変化と成長があったと。

典型的な例は英二ですが、なるほど、作中で彼は初期と後期で変わっています。逞しくなった、明るくなったというのもありますが、彼を苦しめていたあるものが消えたことに気付かされました。

アッシュの生き方は仲間たちに”あるもの”を教えてくれました。短いプロローグなのに考えさせられました。。みんなアッシュに影響を受けているんだなって。。。

また原作を読んだ時に理解できなかったことがあるのですが、それは伊部さんが英二をアメリカに連れてきた理由。

本人は受賞できたお礼とか恩があるとか言ってましたがマックスに否定されます。英二になりたかったんだろうって。

小説版では、伊部さんが自分がどんな風に育ったか、恋人のこと、なぜ英二なのか語ってます。

そう言えばfly boy, in the sky に彼女出てたなぁと思い出しました。

自分には敵わないと思ってた人達を助けれるかもしれない。。。あれ、ちょっと英二のアッシュへの想いに近い部分ないかな？と思いましたよ。

***

二巻でまず面白いと思ったのは、マックスのジェシカへの気持ち。あれだけビビってたのに、何だかんだ彼女の姿勢や振る舞いを可愛いと思ってるのねー。でも出て行けと言われてしまった、哀れ。。。その理由も書かれていて、分からなくもないなぁと。マックスには無理でしょう？悲しいことに本人は反発したつもりはないこと。。。

性格的に無理やねん、それにやはり命は惜しいでしょう？

そしてオーサー戦。

アッシュにとって英二の存在は、プラスであると同時にマイナスでもありました。アッシュ最大の危機を防いだと同時にべつの危機を招くという結果になってしまいました。

アッシュの葛藤をマックスは感じ取っていた様ですね。原作でも、それっぽいシーンあったので感じ取れると思うのですが。。。

彼がある事を英二にけしかけていたとマックスは推測しています。何でそんな事を。。？と思うのですが、アッシュがマックスに言った、(英二は帰国するだろう、それは) "俺が嫌になるからさ" のセリフを思い出すと、よりリアルに感じられます。

アッシュが考える「死」に関することもマックス父さんらしい表現があって個人的に共感を持てます。人間的にあったかくてお節介なんだなぁマックスは。。。

オーサーについても分析しています。なぜ二人は戦うことになったのか、オーサーはどんな人物だったのか。。。私もどうしてオーサーがあれほどアッシュを恨むのか（嫉妬にしてはちょっと異常だなと。。。）イマイチ男心を理解しきれなかったので、マックスの分析は役立ちました。　例えば私はオーサーを「本来生真面目」だなんて考えたこともありませんでしたので。。。

本来オーサーは才能があったとマックスも評価しています。ただちょっと残念な考え（思い込み？）を持っていた可能性もあるけども。。

オーサーはアッシュより少し年上なんですよね？てっきり同い年かなと思ってました。その辺りも恨みを募らせる原因の一つですかね。

そしてマックスが警察官を辞めた理由。。ただ上司を殴っただけではなく、ドロドロしたものがありました。なんとマックス、殺されかけたのだとか。。これらもチャーリーを励ます、というか自信をつけさせるために過去の傷を語って。。。そんなマックス父さん、大好きだー！　とりあえずBanana fish―マックス・ロボの手記（１）（２）レビューはここまでです。残りはまた読んでから書きますね！お付き合いいただきありがとうございました！

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