今年も憲法記念日に憲法講演に行ってきました。@中央大学 | ドラマーヨネの気まぐれな日記。

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3年前から自分としては毎年恒例になってまして今年も憲法記念日に憲法に関する講演を聞きに行ってきました。3年前は長野県の伊那文化会館に行き去年一昨年は「全国憲法研究会」(全国憲)主催の講演に行き今年も全国憲の講演に行きました。ちなみに今まで略称は「ぜんけんけん」だと思ってたのですが語呂がイマイチとのことで却下となったそうです^ ^確かにちょっと“まんま感”がありますので全国憲でいいかなと思います。












会場は中央大学の茗荷谷キャンパス(法学部校舎)でした。

丸の内線茗荷谷駅から歩いてすぐでした。





入り口にあった「テミス像」。

テミスとはギリシャ神話における法の女神だそうです。







今回の講演者は三牧聖子氏と駒村圭吾氏のお二人でした。駒村さんは去年まで司会(代表)をやっていた方で、あれっと思ったら今年から石川健治さんという方にバトンタッチされたようです。












今年の講演テーマは、
三牧聖子氏
「揺らぐ法の支配 世界秩序の行方と日本の指針」

駒村圭吾氏
「さらばリベラル」

でした。

「リベラル」とは自由、自由主義を表す言葉でありいわゆる「保守」とは逆に近い意味になります。右とか左で言えばリベラルは左、保守は右になりますね。

駒村さんのお話で面白いと思ったのはマーク・リラの主張の話で、
「民主政治で重要なのは他人を説得することであって、自己を表現することではない。何かを訴えるにはデモ行進で大声をあげたりすることではなく味方となる議会議員、知事、市長などを増やすことであり、そのために必要なのは“市民という身分”である。」

ということでした。つまりリベラルは個々人が“市民”であることが根底にあるのが前提となるということだと思います。国籍やその区なり市の身分がありつつも自分は1人の人間でありそういった属性とは無関係であるというのはまさに自由主義の考え方なんだろうと思います。そういった考えを持つのはもちろん自由だけども今がそういう時代なのか、というお話だと思いました。











三牧聖子さんのお話で興味深いと思ったのは「Z世代のアメリカ」の話でした。ちなみに「Z世代」とはアメリカの「ジェネレーションZ」から来ているのだそうで1995年あたりから2000年代に生まれた世代のことをいうのだそうです。

現在の、米国がテロ組織としているハマスに対するイスラエルの軍事行動を若い世代はどのように捉えているか、というお話がありました。イスラエル軍のガザ侵攻以降その軍事行動を、65歳以上の81%が「完全に正当」と答えているのに対し18〜34歳は27%に止まり、またイスラエルという国家はパレスチナ人を組織的に抑圧する「アパルトヘイト(人種隔離政策)国家」であるという認識を持つ人が多いとのことでした。日本のZ世代がイスラエルをどう見ているかはちょっとわからないですが、これは国家や人種に関係なくつまり親パレスチナか親イスラエルかということではなく国際法を守り、平和で戦争のない世界を求めるべきだ、という声であると思います。











もちろん戦争のない世界が理想であるしそうあるべきだと思います。話が少し逸れますがこの時私は死刑に賛成か反対かということを考えました。イスラエルの攻撃は死刑ではありませんが、国家の力により人の命を奪うということでは共通しているのかなと。では私は死刑に賛成か反対かといったらどちらかというと賛成になります。私は専門家ではないですが死刑というのは「そんなことしたら死刑になるに決まってるよね」ということをしたら死刑になるのかなと思います。なので怨恨で1人を残虐とは言えない方法で殺した場合は死刑にはまずならないのだろうと思います。よく死刑が確定したなら早く執行するべきだ、税金がもったいないという意見がありますが、私としては何年か生かしてからの方がいいと思いますね。それだけ死への恐怖と後悔の念を植え付けてからの方がいいと思うし、別にその税金が使われたからといって自分の生活が特に変わるわけでもないし。ただ、自分がもし遺族だったら早く執行してほしいんだろうね。俺わがままですね、はい。











戦争や殺人のない世界に少しでも近づくためにも憲法9条を改正して自衛隊を国軍と位置付け自衛権と交戦権を持つことが必要だと思います。それが平和な世界への第一歩だと思います。ありがとうございます。