三島由紀夫文学館に行ってきた☆ | ドラマーヨネの気まぐれな日記。

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打楽器やるのが好きなドラマーヨネ(米山徹)といいます。ライブ活動とか日々の出来事とか書いていきます。好き勝手に書くブログです。よろしくお願いします。

先日、1970(昭和45)年11月25日、「豊饒の海」全四巻の最終巻である「天人五衰」の最後の原稿を入稿したその直後に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地の一号館で幕僚との乱闘ののちバルコニーで自衛隊員らに向け憲法改正の決起を促す演説をした後総監室で「楯の会」会員一期生の森田必勝とともに割腹自決を遂げた三島由紀夫の文学記念館である、山梨県の山中湖近くにある「山中湖文学の森公園 三島由紀夫文学館」に行ってきました。














いい感じに快晴!気持ちよかった😀












この山中湖文学の森公園へ東京から行く場合、新宿発の富士急行直通特急「富士回遊」に乗り、「富士山」駅で降りてそこから富士急路線バスに乗ります。今回富士回遊に初めて乗りまして結構人気が高く、あらかじめ「えきねっと」で席を予約した方がいい(満員だとデッキで立つことになる)とのことで、事前に予約し列車の旅をうまいこと楽しむことができました。新宿から現地まではだいたい3時間くらいでした。












「富士山駅」に行くだけあり、天気良ければ列車から富士山が見えます。



富士山駅を降り、外から改めて富士山!😀

雄大な景色に圧倒されました。やっぱ日本といったらマウントフジつまり富士山だね😃












また富士山といったら(知らなかったですが^ ^)、富士吉田名物、「吉田のうどん」!


富士山駅のフードコートにて!




山菜うどんを頼んでみました。




うどん太っ。こんな太いの初めてって感じでしたね😆ボリューム満点だし、美味い!富士山に来たら是非この吉田うどんを食べてみてください。麺の太さに衝撃を受けること必至です。




記念にカップ購入!( ^ω^ )これも美味い!












そして富士山駅前から発車のバスに乗り移動。バスの中から山中湖を臨むことができます。

素晴らしい眺めでした😀












そして文学の森公園に到着!
















公園内は広大で多くの野草や樹木が生え野鳥も生息していて自然豊かであり、三島由紀夫文学館以外にも様々な文化施設があります。



近代俳句の名手富安風生の資料館である「風生庵」。







再現された民家の中に風生の句をたくさん見ることができます。その中で富士にまつわる句で私が気に入ったのを1つ。


「初富士や 茶山の上に かくれなし」


富士山でかいよってことだね😀











蒼生庵では古くの日本の生活用品を見ることができます。





日本らしさが溢れますね。







公園入り口近くにある「情報創造館」はいわゆる図書館です(写真撮り忘れました)。軽く読書タイムを取りたい時はここに立ち寄るのも良いと思います。







そして「徳富蘇峰館」。

これは徳富蘇峰(「近世日本国民史」を記したジャーナリスト)の記念館で、明治から昭和当時に勝海舟、伊藤博文、大隈重信、夏目漱石らが蘇峰宛に出した手紙が所蔵されています。また様々な歴史資料を見ることができます。












そしてついにやってきました。我らが三島由紀夫の記念館『三島由紀夫文学館』!







入場料は大人500円。先ほどの徳富蘇峰館と兼用の入場券になります。












三島由紀夫文学館には三島の作品はもちろん、当時三島が実際に使っていた原稿用紙に書かれた手書きの原案(小説等のプラン)や原稿、幼少時に三島が描いた絵、当時の三島が出演した映画のパンフレット、当時三島が執筆をしていた書斎の再現(デスク、灰皿やPEACE(タバコ)、電話、本棚など)、学生時代の写真などが展示されていました。写真撮って紹介したかったですが撮影不可でした。



今回俺としてはこの記念館で三島の手書きの原稿を見ることができたのが大きな収穫でした。俺が生まれた時には三島由紀夫はこの世にすでにいないので、三島の生の姿を少しでも見ることができたような気がしました。また物語を作るに当たって緻密な構想があったことも展示された三島の創作ノートから窺うことができました。感動でした。



この文学館には実は裏メニューがあり、ここでちょっとお話ししちゃいますと、一般公開されているのは1階の展示フロアのみのように思われますが、帰る時に建物よく見ると2階があるではないですか。そこで受付の人に「2階に行くことはできますか?」と聞いたら、こちらを一瞥した後何やら電話でやり取りを始め、「あと15分ほどお待ち下さい、またこの用紙に名前や住所を記入して下さい」と。2階はどうやら事務所と閲覧室があるようで、関係者以外立入禁止的なドアから中に通してもらい2階に上げていただくと、大きめのテーブル1つとその回りに三島由紀夫にまつわる本がたくさん並んでいました。その中でついこないだ上映された「三島由紀夫vs東大全共闘」での全員の発言を全て活字に起こした当時に出版されたであろうハードカバーの本とかありました。多分レアだと思います。他にもいろいろ読んでみました。興味ある方は足を運んでみて下さい😄











文学館裏庭。





三島邸に実際にあった(今でもある?)のをモチーフにしたアポロ像。












公園にはこんなのもありました。

ずいずいずっころ橋!なぜこの名前になったかは謎!(笑)












ということで、山中湖文学の森公園そして三島由紀夫文学館を満喫できました。楽しかったです。ありがとうございました。また行こうかな(^^)