褻(け)の日々・い | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

ジワリと汗する感覚ってのに

遭遇して

 

デイリーと化してた

この世界へのログに

 

最強になって以降

不足していた

刺激だこれは

 

 

ここんところご無沙汰だった

推理する思考

 

使いながら

僕は

 

僕の指摘を

人違いだと

否定した

 

若葉マークの言い分を

一旦

受け入れ

 

成る程

彼の言い分が

事実としたら

 

ORO2がNPCを消した暴挙は

 

池の水面に投げ込まれた石だ

 

広がる波紋のように

何かが始まろうとしているのは

新規ユーザーの登場で

明らかだ…と

 

解釈し

 

「…言える範囲でいいんだけど

 聞いてもいいかな?

 なぜ今更 

 このゲームを始めようって思ったの?」

 

僕が始めたころの

このゲームは

皆がやってた

…ってところから

入っただけで

 

けど

本当にゲームが好きな人が

楽しむ目的で作った感が

課金システムのやる気のなさに

見られて

 

欲しいのは兎に角時間だよ

ってくらい

 

やり込めば

そんなに出費の必要性はなく

 

学生に優しいコンテンツなだけに

遊ぶ側からすれば

有難い

反面

運営側は

どうやって儲けてんだろう?

とか

マーケティングや収益の仕組みに

興味抱いた切っ掛けだったりして

 

そもそも

金もうけが

目的のコンテンツでは

ないのだろうなぁ

 

商品として壊滅的な印象すらある

RPGは結果的に

 

ゲームの世界観の担い手である

キャラデザ担当のスタッフや

音楽関連の人とかが

有名になって

 

どんどんいろんなコンテンツで

起用され

活躍しているのを

あれこれ

別分野での

スタッフロールでまで

見掛けては

運営側のマーケティング戦略的には

 

注目される

ってのが目的だったとすれば

 

それは達成されてる訳で

 

ゲームコンテンツが

ある時から

 

更新されなくなったのも

係わってた人たちが

多忙になったが為だろう

諦めつつあった現状の

 

取り立てて

何か始まる的な

ニュースもないまま

 

しつこく

ログするファンを

あっと言わせる格好で

 

動き出した世界に

 

野次馬なユーザーが

現れだしてる

これが始まりなのかも?

 

…となれば

 

古参気取って

乗り遅れてはならない

 

知らない事は

聞けばいい

 

とばかり

 

怪しい

絶対初心者な動きじゃない

若葉マーク君に

突っ込んでみれば

 

「…僕は

 経済を学んでて…」

 

出た返答の方向性が

 

は?

って流れに

 

余計な思考

勝手な解釈

重ねて

彼の発言を

誤認しない様

 

一旦自分の雑談

停止させ

脳の活動

聞く体制モードに切り替え

 

「…学生さん?なの?」

 

おっとっとぉ

良くも悪くも

アクティブで

 

興味本位でのログイン

大いに結構

ウェルカム

…なれど

 

何か違うな

ってなると

 

すっと居なくなったりするのも

彼ら

若いユーザーで

 

けど

ハマれば

いつ寝てんの?ってくらい

いつもログイン中…って

暴挙

出来ちゃうのも

若さゆえの…

 

昔の自分を重ねつつ

 

この人はどっちだろう

 

憧れのつわものプレイヤー

ORO2に

そっくりな声で

 

初心者アピをやめない相手に

 

半分フラットに

半分敬意を込めつつ

 

プレイヤー本人の情報

漏らされたのなら

 

そのお返しに…と

 

「…僕は普段 医者をやってます」

 

リア面でマウントって言われがちな

自己紹介

 

ちろっと

口にしてから

 

学生相手に

我ながら

大人げない

見栄っ張りを

隠さない方向で

 

この世界で今や

超有名な

ランキング最強のアバターで

 

しれっと

 

「…チュートリアル

 付き合いましょうか?」

案内役を申し出てみた

 

 

  つづく