正直者の憂鬱・フ | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

一緒に居る時間が

長くなると

 

考え方や話し方が

感化されて

 

似てくるのは

よくある集団意識って

事なのだろう

けど

 

結構美人な

才色兼備系友人

エムは

 

気付いても

大抵の人が言わない

 

言われた側には

耳が痛い系

指摘

 

空気読むことなく

ずばっと

言っちゃうところが

 

煙たがれる原因の

ひとつではある

棘の部分

 

必須教科の授業

全部

僕と居ることで

他人との接し方

学んでるようで

 

この頃の対人面

特に

 

スタバとかでの

店員さんへの接し方に

先ず

物腰の柔らかさ

見え始めて

 

この間は

いつもなら

しかとするような

店員さんの

手書きのコメントに

 

その場で

「ありがとう」

とか

笑顔で

喜んで見せたの

 

少し前のエムには

なかった

変化に

 

僕よりまず

周りの女子が気付いて

言われた

 

「絶対付き合ってるでしょ?」

 

って

思い込み激しい

断言に

 

何を言っても

ウソウソ

って言われるだけだから

 

午後の講義

珍しく

必須でもないのに

エムと一緒で

 

挨拶程度なら

女子数人と

会話するようになった

エムの近くに

後から座るの

ちょっと

抵抗ある空気感

女の子たちの視線に

感じつつ

 

講義の後

ちょっと話があるんだけど

この状況

相談しようと

講義前に

話してたら

 

ほらほら

 

って視線

並んで座った

僕たちに向いてる

ベクトルに

 

気付いちゃうくらい

自分でも意識しちゃってて

 

だから

エムに対して気まずくなるの

僕の態度の変化に

出る可能性

言っておこうと

 

もともと

対人で

そういう処に

鈍感だったからの

 

いい子なんだけど

って

他人から距離を

置かれてた

エムの事

 

友達じゃなくなるわけじゃない

って

伝える話

 

ちゃんと説明したって

僕に

 

 

「…ダメ

 この後先輩に呼ばれてて…」

 

まさかの

エム側の予定からの

キャンセル

 

初めてで

つい

 

「先輩って?」

 

誰?って聞き返した自分の

 

ほんの少しの

疎外感

 

いやだって

僕がいないと…って

勘違いされがちな

エムの発言を

フォローする役

買って出てたのは

 

こんな風に

誰かと親しくなる切っ掛け

増やす為で

って

 

良い奴ぶってるって

けど

本当にそう思ってて

始めてる関係

 

望んでた方向に

動いてるはずなのに

 

モヤモヤするのは

 

我が子の成長

見守る親心…的な?

等と

 

思いつつ

それを

恋愛のそれと

傍目には見られてる

モヤモヤする感じに

 

僕自身

この感覚

上手に言葉にできなくて

 

だからか

 

 

「…聞いても知らないよ

 多分

 先輩っても女の子だし」

 

あぁそう

としか返せない

エムの返事に

 

結構がっかりしつつ

 

こっちの様子

窺ってる視線の

 

僕の反応

凝視してる感じに

 

なんで

講義の前に

こんな話してんだろうって

 

この場を立ち去れない

状態に

 

今頃になって

じわっと

汗が出た

 

 

 

   つづく