今の世のトウリの実・か | ラテックスは妄想中

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暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

麻雀の頭数

知り合った

サカシタさんが

 

腕を掴むとかの

距離の詰め方

初めてな中で

 

ちょけた自分を

 

なんだこいつ

って目で

見下ろしてくるの

 

…あぁ

距離感

失敗したか

 

とか思いつつ

 

とりあえず

留学生には

アニキの

意味を

ちゃんと理解してるのか?

って

質問しただけで

 

呼ぶなとは言ってない

から

 

留学生真似た

アニキ呼び

 

ガチで嫌なら

ここで拒否するところだろ

 

って間で

 

サカシタさんの

リアクションが

冷めた視線だけ

…って事で

 

滑った…って空気

 

居た堪れない上に

サカシタさんのこの沈黙が

どっちの意図か

判断難しく

 

だから

はっきり

嫌だって言ってこない限り

意地でも

サカシタさんの事は

今後アニキ呼びで行こう

って開き直って

 

可愛い後輩な

リアクションとして

瞬きぱちぱち

かわい子ぶれば

 

無言の

サカシタさんの手が

腕から離れ

 

拘束がほどけた

 

 

これは…

ちょっと待て

 

どうしても

後輩ムーブが

滑ってる…って

 

言われてる空気感

否めないままに

 

心の距離

サカシタさんの方から

離れてった

…って

 

巻き込んでおいて

放置ってパターン

態度に出されるの

 

不本意なんだけど

って

 

唇とがらせてて

ふと

 

注目こそ

されていないものの

人前である

って事

 

思い出して

 

見てわかる

感情を顔に出すのを

すっと止め

 

なぜ自分がここに連れてこられたか

って点

思い出して

 

「…デザート…」

 

 

自分に運ぶの手伝えと

有無も言わせず

食堂に引き戻した

サカシタさんに

 

留学生たちとの雑談

広げて無駄な時間

費やす前に

 

用件を済まそう

って事で

 

「…奢ってくれるんでしょ?

 売り切れとか大丈夫ですか?」

 

只でさえ

一般客もウエルカムな学食

 

定食メニューも

お勧めできるクオリティで

安価

 

それゆえの

早い者勝ち感

否めないから

 

 

速く注文に行こう

促せば

 

 

「…あぁ

 教授が予約してた分だから」

 

へぇ…そうなんだ

 

とか

暢気に

雑談始めようとしてる

サカシタさんの行動に

納得しつつ

 

…いやだからって…

 

これから食事始める

多国籍な

新規生徒に

 

助手の様に

先輩面

始めてるとしか思えない

 

行動全般に

 

…いや

覚えなきゃいけない事

いっぱいある

留学生にとって

 

余計な遊びを

伝授しそうな

留年組の先輩は

 

今のところ

不要な存在でしょう

って

 

通訳助手の男性が

ガード始める

前に

 

「…ほら

 彼らの時間は限られている」

 

バイト三昧の

アオイさんが

 

サカシタさんの

相手の懐に入る

グイグイ感

 

おっぱじまる前に

 

「お前だって

 教授のお使い途中だろうが」

 

本来

そういう仕事を

する立場ではない

にも拘らず

 

ここに居るのは

ミナミ先輩の代わりだろう

 

請け負った以上

任せたミナミ先輩の立場

考えろって事で

 

 

「…ほら 行くぞ」

 

 

どちらかと言えば

通訳助手の人に

掴まってた

アオイさんが

 

これ幸いと

サカシタさんの

手伝いするモードで

 

食券の受付へと

我々を促した

 

 

  つづく