始まりは
好奇心だった
地上波放送がつまらなくて
ネットの配信
サムネであれこれ眺めていた時
ふと
職人さんの作業風景
…的なものを見つけ
こういう関係者以外
知りようのない業界の紹介
ランダムにお勧めされるままに
停止することなく
流していれば
少し毛色が変わって
絵を描く映像
色を塗る工程
始まってて
それが
サクサクと簡単そうに
進む様子
見てると
…自分でも
描きたくなって
子供の頃
褒められた記憶しかない
絵を描く行為
映像に感化され
着手しようにも
手元に準備はなく
とりあえず
映像内でも使われてた
道具がたくさん必要じゃない
アプリ
インストールから始め
紙とは違う
モニター画面の白い空間に
使い慣れない
鉛筆ツールだの
レイヤーだの
見よう見まねで
デジタルデーターとしての
オリジナルのキャラ
描き始め
道具としてのツール
使い慣れてくると
成る程
紙媒体に描いて保存するよりも
手軽で複製しやすい
PC端末でのお絵かきに
楽しさを見出してしまい
結果
あれよあれよと
自分でも
上達したなぁ…って
思えるようになった頃には
いろんなSNS媒体の
オリジナルを発表している人たちを真似
自分もアカウントを作り
…最初は
オリジナルよりも
誰もが知ってるキャラクターを
自分の画風で作成したのを
挨拶代わりにアップし
少しでも
人目に止まれば…と
自分が参考にさせてもらった
サイトの主に
挨拶と作品を送ったところ
そのサイトに集まってた
主のファンの人が
数人
こちらに遊びに来てくれるようになって
思いがけず
交友が広がった結果に
ホクホクしてる間に
あれこれ
次にアップする絵に対する
リクエストが入り出し
とりあえず
全部に応えることは難しいと
リクエストの多かった
キャラものと
SNSでの交友の頻度が
密になってた方から
オリジナルが見たいとの
リクエストで
2点を
とりあえず
仕上げて
upした頃には
仕事…になるのだろうか
リクがオファーになって
生活ががらりと変わってしまった
つづく