サイブン:トホ1/ー17ー | ラテックスは妄想中

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暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

予定が

 

当日

 

しかも数時間後には…って状態で

 

変更され

 

さっきまでの

 

気持ちの焦りが

 

まんま

 

準備開始で

 

傍目にもわかる

 

焦りとなって

 

 

「…何か手伝う?」

 

 

通話後の慌てぶりに

 

祖母が何事かを察したか

 

手伝いを言い出してくれた

 

けど

 

 

「…大丈夫

 

 時間はあるから…」

 

 

まとめた手荷物

 

結局

 

置いていけば

 

そのまま保管はしてもらえるだろう

 

自分の部屋に

 

一端もどっで

 

 

暇つぶしにでもなるだろうと

 

あれこれ

 

どうでもいいもの

 

詰めてたの

 

置いていくことにして

 

 

…たとえ

 

親に開けて見られても

 

恥ずかしくないように…

 

 

引き出しに

 

たちまち必要ではない

 

古い陶器の欠片

 

 

…これはある意味

 

自分のお宝で

 

絵付けの参考

 

質感の見本…と

 

当初

 

それっぽい持ち歩く理由

 

自分でも探した

 

けど

 

結局

 

振れていると落ち着く

 

お守りみたいな存在になってて

 

だから

 

余計

 

あれこれと

 

数多く 持ち込んでいた

 

ものを

 

これから

 

厳選して…

 

 

最低でも5個までにしよう…

 

 

間仕切りされたプラケースに

 

ぽんぽんと詰めてるやつは

 

そのまま引き出しに戻し

 

問題は

 

お気に入りベストテンのうち

 

…これから外に出て行くため

 

保管管理 あれこれで

 

紛失 破損…しないとも限らない

 

 

手放し難い欠片

 

 

厳選し始め

 

ふと

 

 

…これやってると

 

時間が溶ける事

 

思い出して

 

スマホのアラームセットしつつ

 

ついでに…と

 

午前中の出発が

 

午後になった事

 

祖母に伝えれば

 

お昼ごはん

 

一緒に食べようって

 

…ゆうべも

 

祖母の作る炊き込みご飯

 

好きで

 

朝 おにぎりで食べて

 

食べ納め…って

 

一人感傷に浸っていたの

 

思いがけない

 

おまけになった…って

 

笑えば

 

 

「…じゃぁ

 

 唐揚げ…たべる?」

 

 

孫の好きな おかず

 

早速 準備に取り掛かる様子に

 

 

…結局

 

捨てていくって決めてたのに

 

心残り

 

あれこれと

 

 

古巣に置いていく結果になって

 

決断の緩む感覚

 

甘えが

 

抑えていた

 

…はずなのに

 

ダダ洩れ始めて

 

 

持って行く欠片の

 

選別中にも

 

自然と

 

 

…落ち着いたら 取りに来ればいいか

 

とか

 

考えていて

 

 

…あ…

 

っと

 

緩みきった方向に流れ始めてる

 

自分を認識し

 

思考が停止した

 

 

  つづく