サイブン:トホ1/ー16ー | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

「…昨日じゃなかった…一昨日だ」

 

 

上京するのに

 

同伴してくれるといった相手に

 

よろしくお願いします

 

とか

 

ありがとうございます

 

等の

 

お礼を口にするタイミングに

 

当初の世話役だった

 

タケルさんの

 

事故した話題

 

おっぱじまって

 

 

「…家の中で転んで

 

 っても 階段でさぁ…」

 

 

あ…いや

 

正直今は

 

タケルさんの話より

 

待ち合わせを何時とか

 

何処で…とか

 

数時間後の約束を

 

先に済ませたくて

 

相手の会話の切れる

 

発言できそうなタイミング

 

見計らいつつ

 

気のない返答を繰り返していれば

 

 

「あ…そうそう

 

 センセィが資金出してくれるって

 

 だから新幹線で行きますよ

 

 車は長距離だとわたし自信が無いから」

 

 

おっとぉ…

 

そうなってくると

 

車内に積んでもらう予定だった

 

荷物

 

自分で運ぶことになって…

 

 

急な変更に

 

声なく

 

この後

 

すべきこと…として

 

荷物を減らす

 

もしくは

 

送る手配

 

または

 

入れ物を変える…

 

 

 

あれこれ選択肢を

 

立ち上げつつ

 

 

「…待ち合わせの時間は?」

 

相手がなかなか

 

切り出さない

 

肝心な部分

 

こちらから切り出せば

 

 

 

「…えぇ…とねぇ…

 

 乗りたい車体の…てか

 

 わたしもこれから準備するので…」

 

 

口調ののんびり加減に

 

やきもきし始めてる自分の

 

逸る気持ちを

 

抑えながらも

 

 

「新幹線なら2時間くらいでしょ?」

 

 

自分がのんびり準備する気満々ってアピなのか

 

 

今まだ午前中だし

 

って

 

言ってる相手に

 

申し訳ないけど

 

昨日から

 

興奮もあってか

 

寝てない身からすれば

 

そのスローペースは

 

ちょっと

 

 

てか

 

おおいに

 

不安でしかなく

 

 

あまり話したことのない相手なだけに

 

人となりも

 

会話した印象から

 

抱く以外なく

 

 

…これは

 

前途多難だぞ…

 

 

 

うっすらと

 

記憶の中の

 

会話相手の容姿

 

思い出しつつ

 

 

「…では

 

 13時頃あたりの便で」

 

 

それに間に合う時間に待ち合わせようと

 

こちらから提案を口にすれば

 

 

「…ん…13時は…厳しいなぁ」

 

変わらない

 

のんびりペースで

 

 

「…15時じゃ…ダメ?」

 

 

自分の荷物

 

ほぼ送った後の

 

去る準備万端の

 

何もない家で

 

約束の時刻まで

 

なにをして過ごせと?

 

 

「…ダメです

 

 せめて14時に…」

 

同伴してもらう身

 

ではある

 

 

 

予定を崩されているのは

 

こちらなので

 

そこは強気に

 

自己主張 すれば

 

 

「…わかったぁ」

 

思いがけずあっさりと

 

相手が受け入れ

 

 

トントンと話が進んだ

 

 

   つづく