平平凡凡 13 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 


ふわふわする記憶が


状況を冷静に



観察始め

 

 

追いやられた部屋の隅に居る

 

 

この状態から


 

 

悪魔背後に見える



隅っこよりは広い空間へ

 

 

移動すべく

 

 

屈んで 身を低くし

 

 

壁ドン状態の

 

 

悪魔の腕の間から

 

脇をくぐって

 

 

逃亡を試みれば

 

 

 

「おい どこへ行く?」

 

 

 

頭の上で

 

悪魔の声が

 

 

僕を呼び止め



同時に

 

 

矢印の様なシッポが

 

 

進入禁止テープ貼られた


現場の様に

 

 

僕の進行を邪魔し



動きを封じた

 

 

 

 

まぁ

 

 

そう簡単に


悪魔の包囲網から

 

 

抜け出せるとは

 

 

思っていなかった


けど

 

 

ずっと

 

 

吸い込んでた甘い香り

 

今は


肺に入れていない分



その効果が

 

 

薄まりつつあるのか

 

単に



悪魔自信が 幻影を止めたのか



分からないけど



兎に角今は

 

 

僕が変な気を起こさない様



離れようとしている旨



頭の中で繰り返し


聞えているだろう


悪魔に察しろと


ムンムン抑えながら



ドキドキするの


おかしい事なんだからと


自分を制御する為


繰り返せば




「私を狩ったのだから


 好きにすればいいのだぞ」





それは


誘い文句にもとれる


発言



甘い息 吐きながら



呟くと




また



幻影の女の子とも取れない


悪魔の姿の混ざった


存在が



僕の欲求を


これ以上ないくらい



刺激し始め



気付けば僕は



結んではいけない


契約を



交わしてしまった



 

 

  つづく