彼と言えばなんと言っても1984年のデビュー曲”Sunglasses At Night”。
この曲がリリースされた時、彼は色んなレコード店に自ら廻ってプロモーションしまくったそうです。
Tigaもカヴァーした曲で大ヒット曲というイメージもありますが、ビルボードでは7位。
まあ大ヒットではあるんですが現在のこの曲の知名度からすると、『もっと売れてた』というイメージを持ってるんではないでしょうか。
正直『名曲』というほどには思えないのですが、印象的な曲ではあると思います。
それよりも次のシングル曲”It Ain't Enough”の方が曲的には一般ウケし易いメロだと思います。
この”It Ain't Enough”はバラードですが、今後彼にはバラードのイメージが付きまといます。
そもそも当時バラードは売れてました。
そんなわけで彼も、2ndアルバムの最初のシングルはバラードで勝負をしてきました。
Never Surrender
ビルボード3位まで上がるヒットを記録。
実は”Sunglasses At Night”よりも、エルビスのカヴァー”好きにならずにいられない”よりも遥かに売れてるんです。
ただこの曲でかれのイメージは決まりました。
『バラードのコリー・ハート』
この頃の彼は少しパンキッシュな服装をしていたのですが、母性本能に訴えるような泣きの入った思春期少年的な雰囲気をプンプンと匂わせてました。
大体”Sunglasses At Night”にしても。
『僕は夜にサングラスをかける。そうすると君の事がよく見えるんだ』的な歌詞。
捉え方では不気味となりますが、要は『シャイなオレ』的な感じなんです。
そんな思春期少年な雰囲気がウケたからか、あの映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』主演の依頼を受け、それを断ったというのは有名な話。
本人後悔してるでしょうね。
(でもまああれはマイケルJフォックスでよかったと思います)
さて、コリーハート、その後エルビスのカヴァー”好きにならずにいられない”を86年位に出しますが、確か全米20位に入らない中ヒットどまり。
それが入っているアルバム自体悪くはなかったのですが、バラード満載の雰囲気にリスナーが飽きてきたのかもしれません。
ただ、本国カナダでは結構な人気だったようで、90年代もそれなりにヒットを飛ばしてたようです。
因みに僕、”Never Surrender”という曲名を、中学の卒業文集の自分のページのタイトルにした黒歴史を持ってます。
さて今日の1枚です。
アーティスト:Justice Vs New Order
タイトル:Confused Phantom - Dumb Dan Rework
フォーマット:12”
レーベル:Dumb Dan Edits
ジャンル:TECHONO/ROCK - Electro/Rockin'
再入荷!”Around The World”でイイ仕事をしていたDumb Danが、またまたやってくれました!アナログ盤のみの曲です!
タイトルで分かるように、Justice / Phantomと、New Order / Confusionを混ぜわせた曲ですが、これがなかなか上手いんですよ!バウンシーなビートの上で、”Confusion”のVo.部分と”Phantom”の印象的なシンセを上手く交互に絡ませ、随処で小技もかませて最後まで踊らせてくれるナイス・ワーク!このDumb Dan、今後も目が離せませんね。
収録曲
1. Confused Phantom - Dumb Dan Rework