映画と競馬の日々 -60ページ目

20世紀少年 第二章 最後の希望

訳あって第一章はDVDで失礼しまして
いよいよ劇場へ。
ご多聞にもれず、まん中は「なかだるみ」するもので
仕方のない要因もあります。

この話は時代が少し離れているし、最初から企画された3話構成だから
大丈夫…

ともいかないんですねえ(笑)
話のインパクトは第一章より落ちるし。
絵的に派手な展開は少ないし。

でもカンナと小泉響子が駆け抜ける第二章
悪くないですよ。

とくに小泉響子はソックリ大賞。派手な表情演技がバッチリです。
不満なのは、真下刑事以外、全ての役で滑り続けるユースケ・サンタマリアくらい(笑)
堤監督の作りも、お金をかけたCGシーンを短時間でカット割していく贅沢さが良いです。
ラーメンの湯気はちょっと不自然ですが。



漫画の連載を8年かけてリアル読破(笑)してきた人間としては
第三章をどう終わるか、の興味がすべてです。

個人的にはアニメーションの続きもので「マスターキートン」「MONSTER」のように
作ってほしかった。
終わりの歌はプリンスの「1999」のイメージです。

でも、あれだけソックリなキャスティングをしてくれると
期待させるものがありますよね。

ともだち が誰か 気になってしまうの
ですが、
ここで観ても、まとめてみても
気になり具合に差はないでしょう。


有り得ない展開、などと思わずに
ともだちワールドを
楽しんでください。

トウキョウソナタ は泣ける

不思議な映画だ。
たいして良くもないと思いながら、ラストでは泣けてしまう。


主演 小泉今日子、香川照之で聞いたことある人もいるでしょうが、
サイコホラーの名手、黒沢清のホームドラマがどんな作品になるのか、
そこがポイントだった。

血は飛び散らないのでご安心を(笑)


リストラされたのを言えない父
ドーナツを食べてもらえない母
兄はアメリカの軍隊に入る、なんて言っている。

学校で先生とぶつかって、気まずいボクは
内緒でピアノに通っている。


香川照之や役所広司でさえ、大袈裟な演技に感じてしまうなか、
少年役の小柳友はいい目をしていた。
今後の成長を期待。
そして今回も脇を固める津田寛治。こんなに背が高かったっけ。
カッコイイです。
あとピアノの先生の井川遥ね。演技以前にフィットした上品な色気です(笑)


物語の家族と同様、あやういバランスを醸し出しているのは、
日本、オランダ、香港合作という体制の為せる業か。

誰も守ってくれない

『容疑者 室井慎次』がしょっぱかったので、
監督としての君塚良一氏は全く信用していませんが、

何故観たか、というと

1、リベラ(少年合唱団)の唄がよい。

2、連動企画のドラマ『誰も守れない』をたまたま見てしまった。

3、佐藤浩市、志田未来、松田龍平の演技への興味。


もちろん、「加害者の家族の保護」
というテーマも興味深いものではあるのだが、
作品自体がしっかり出来ていなければ、
単なる思いつきの良さ、でしかなくなってしまう。

後半だれてくるストーリー、甘い設定、安易な言葉遊び

細かく言うとネタバレなので後半で書くが
脚本段階でのブレインスト-ミング、(逆の)バグだしが足りない。

佐藤浩市、志田未来、じゃなかったら
全く面白くなかったのではないか、と思う。
それが、短くも一番分かりやすい紹介かも。
殺人犯(少年)の母親を演じた長野里美の表情が、いかにも悲壮感たっぷりでプチ助演女優賞だった。
ネットの攻撃やマスコミの横暴、警察の身勝手。
マスコミでごった返す自宅から家族が避難する。殺人犯の妹(志田未来)を刑事(佐藤浩市)が保護することに。
しかし、避難先や親戚にも報道陣が。
どこへ行ったらいいのか。



私は
表現の自由といばなんでも通ると思っているマスメディアの方々や
面と向かっては何も言えないくせに、ネット上では強気の住人たち
が大嫌いです。

だから、バッシングを受ける犯人の妹と守る刑事に感情移入はできたので
熱くは見れるシーンもありましたヨ(笑)

テレビドラマでは語られなかった刑事の過去も
明らかになります。



テレビドラマの話

“被害者の保護”をテーマにした逆パターン。

映画の物語の4ヵ月前に起きた障害事件を扱っている。
犯人が捕まっていないので、刑事(佐藤浩市)は被害者の娘(木村佳乃)を保護することに。娘は心療内科のカウンセラー。
仕事は休まない、と聞かない。さてどうしたものか。


保護被害者やその家族でさえ、過去の疑惑や噂で攻撃されることもにある。
事件の真相や犯人がショボイのが『踊る』的でちと残念だが、
パダワンの刑事(松田龍平)の見所もたっぷり。映画よりも刑事ドラマ的楽しみがある。


映画 ネタバレの駄目だし

・「背筋が凍るなあ、おい」
使いすぎ、&使い方下手
(ドラマの「カウンセリングどうでした?」は良かったのに)

・オタク
大切なパソコンは罠である部屋には仕込まないのでは?
安いやつ、に面が割れない設定をするのでは?
仮に大切な(笑)パソコンを取り返すなら、なおさらパソコンで殴ったりはしないのでは?

・木村佳乃の登場
音楽を聴き、犯人の妹を無視。
ミステリアスな登場を作りすぎで不自然。
質問をしたくなるのが人情。聞くなと言われても。
カウンセラーなら尚更では?
木村佳乃のせいではない(笑)

・柳葉敏郎の癇癪
突然怒るのでついていけない。
静かな悲しみを維持するのが、表現としても重い。
ましてや子供が出来たわけでしょう。
人物が薄っぺらだ。
柳葉敏郎のせいではない(笑)