愛犬のスキンケアについてのお話です。
ワンちゃんの肌は人よりデリケートです。
突然、肌のトラブルに気づくことが多く、
簡単に回復できないのも皮膚のトラブルの特徴です。
季節の変わり目にフケのようなものが出ることもありますよね。
■ 愛犬にスキンケアは必要?
人は保湿することに慣れているので、カサカサすれば化粧水・乳液を使用したり、シャンプーを変えてみたりと当たり前に行なっています。
同じように、愛犬にもこのスキンケアはとても有効です。
シャンプーなど頻繁に使用するご家庭は、特に低刺激なものを使用することでトラブルを回避できることもあります。
シャンプー後の保湿も重要になります。
出来ればきちんと速乾ドライタオルなどで乾かし、保湿をすることで清潔で健康な皮膚を保つことができます。もしドライヤーを使用する場合は、熱風より冷風でゆっくり乾かす方が肌の乾燥を防げます。冬場は風邪を引かないよう気をつけましょう。
■ どの程度スキンケアを行えば良い?
個体差があるので一概にこのぐらい!とは言えません。
実際に、トラブルがある子は毎日する必要があると思いますから。
我が家の場合、シャンプーは週1回程度に行なっています。
その際、体を拭いて乾かした後に保湿剤を塗布しています。
しかも、2代目のシニア犬だけで、3代目はスキンケアはしていません。シニア犬になり、背中の辺りがカサカサして乾燥肌っぽくなったため、行うようになりました。薄毛も原因なのかなっと思ったりもします。
食事の内容によって皮膚の状態は変わります。
栄養がきちんと取れているとフケっぽい感じの症状も落ち着くこともあります。タンパク質・アミノ酸・ビタミンB群などがポイントになります。皮膚の角質や被毛は『ケラチン』と呼ばれるタンパク質から作られているそうです。我が家のシニア犬も食事を気をつけることにより、症状も和らぎました。内面から気をつけることが最も重要なのかもしれませんね。
■ 症状によって保湿剤を使い分ける
保湿剤にも種類があり、肌の状態で異なります。
スクワラン・ワセリン
皮脂を補い、水の蒸散を防ぎます。
ヒアルロン酸・コラーゲン・グリセリン
水分を引きつけてくれます。
尿素・乳酸
角質細胞に水分を含ませてくれます。
セラミド・フィトスフィンゴジン
細胞間皮脂を補ってくれます。
保湿剤の特徴を知った上で、何を使用するか判断すると効果がみられるかもしれません。もちろん、獣医師に相談するのが一番ですが、市販のスキンケアを購入する場合は参考にしてみてください。
乾燥肌やアトピーの子は、尿素系の保湿剤は要注意です。細菌をバリアしている角質細胞が薄いもしくは弱いので、角質細胞に水分を引きつけて含ませて潤いを与えてくれる尿素や乳酸は、刺激が強く逆効果になりかねません。保湿剤なら何でも良いというわけではないので、出来れば獣医師と相談してから使用した方が良いでしょう。
特にトラブルのない子は、予防とコミュニケーションの一巻として行うといいかもしれませんね。
■ まとめ
- 良質なタンパク質を十分に与えることが重要
- 症状によって保湿剤を使い分ける
- トラブルのない子はシャンプー後、予防程度に行う
- コミュニケーションの一環で行うのも良い