犬も人と同じように認知症になります。
そして、原因や予防策は少しづつ解明されていますが、
いまだ特効薬となるものはありません。
ここも人と同じ状況ですね。
なるべくならないよう予防をしていきましょう。
■ 犬の認知症の初期症状とは
認知症の症状として代表的な行動が、
前進しか出来ず後退出来なくなってしまうことです。
実は、我が家の2代目も後退ができなくなって来ました。
白内障で目が見えにくいことも影響しているかもしれませんが、
細い隙間を通る時も、以前は後退りしていたこともありましたが、今は全くしません。
細い隙間に入ってしまった場合、認知症の犬は抜け出せなくなってしまうようです。。部屋の角や突き当たりで身動きが取れないと勘違いし、鳴いて家族を呼んだりするようになるようです。
そして、真っ直ぐ歩けずくるくる回るなどの歩行障害が起きてしまいます。家族が後退できない異変に気づかず、クルクル回りだしてからあれ?と思い気づくのが一般的です。
散歩時などの歩行中は気を付けて観察して見て下さい。
クルクル回り出したら、大きめの丸いサークルを用意するのが一般的です。
中には子供用のプールを室内に置いてその中でクルクル歩かせているご家庭もあるみたいです。
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二つ目に、特に理由もなくク~ンク~ンと単調に鳴く行為は認知症の症状です。認知症は昼夜逆転することが多く、夜中にこの鳴く症状が発症することも多いので、家族にとっては一番の悩みとなります。体の痛みや不安感などから鳴くこともありますので、まずは理由を探してみましょう。
我が家の2代目も最近ク〜ンク〜ンと鳴くようになってしまいました。よく観察していると一人寝をしているときに多く、一緒に寝てあげると静かになったりします。もしかしたら、何か訴えたい事があるのかもしれません。ちょっと気にかけてあげるといいかもしれませんね。
三つ目は、おもらしです。今まで当たり前のように出来ていたことが、突然出来なくなります。おしっこがたまったという感覚がなくなってしまうのか、コントロールが効かなくなります。ここまで症状が出てしまった場合トイレで排泄は困難となります。
最後は、異常に食欲が増す症状です。満腹中枢が衰え、ご飯を食べたという感覚を忘れてしまうのです。記憶力や時間の感覚も鈍くなります。認知症の場合、いつもよりたくさんの量を与えても下痢や嘔吐などの症状がありません。だからと言ってたくさん与えるのは体によくありませんので注意してください。
■ 認知症の予防と対策
日常生活が単調になってしまうと認知症になりやすい傾向があります。散歩コースも毎日同じではなく、違うコースを歩かせることも予防の一つです。脳に刺激を送り続けることが大切です。ドッグランなどにも連れて行き、他犬とのコミュニケーションも若返らせるための効果があります。気分を高ぶらせ、走り回る気力を取り戻しましょう。日中お留守番が多く、寂しい思いをしているワンちゃんは家族が集まる賑やかな場所に寝床を置き、たくさん話しかけてあげることが予防につながります。スキンシップをはかりながら、脳を心地よく刺激してあげましょう。
我が家は2代目が11歳の頃3代目を連れて来たので、
認知症の進行は留まっている気がしますが、違う意味でストレスを感じているかもしれません笑
若造には負けまいとして、散歩中に張り合う場面もありますが、体力的にキツイのかあっさりあきらめることも多いです。
様子を見ていると、脳に刺激を与えているのは確かですね。
<すでに認知症になってしまったワンちゃん>
上記に記載されている脳に刺激を与える行動に加え、
夜鳴きをする場合はなるべく昼中は起きていられるよう、日向ぼっこをさせるなど昼寝の時間を減らしてみましょう。多少夜鳴きが軽減することもあります。寂しがっている時は、一緒に添い寝でもしてあげたらいいかもしれません。
初代バルトは、亡くなる半年前位から夜鳴きをするようになり、
屋外で飼っていたので、夜は室内に入れてあげると割と静かになりました。認知症とは違うかもしれませんが、寂しくなる気持ちが強くなるのは老犬の共通点かもしれません。
夜中に頻繁に鳴かれると家族が寝不足になり日常生活に支障をきたします。介護犬を抱えている方の一番の悩みではないかと思います。
食欲が増してしまう症状の場合は、1日の量は変えず、食事の回数を増やして与えることです。おやつに低カロリーのものや野菜・果物などにしてもいいかもしれませんね。
我が家の初代犬バルトはキャベツが好きだったので、おやつは毎日キャベツでした。癌と心臓病を患っていたのでどうしても痩せていってしまいがちですが、1回にお椀一杯くらい食べていました。好きなものをストレスなく食べることが、愛犬にとっても一番の幸せなのかもしれませんね。
食生活の予防として
DHA(ドコサ・ペンタエン酸)
EPA(エイコサ・ペンタエン酸)
を摂取するよう心掛けるといいようです。魚類に多く含まれているので、シニア犬に与えるドッグフードは意識して与えてみてください。体内では合成できない栄養で血液をサラサラにして神経細胞の働きを高める効果があります。
■ まとめ
- 日々 脳に刺激を与える努力が予防に繋がる
- 散歩にもひと工夫を
- 家庭内・他犬とのコミュニケーションが大切
- 食事は魚類に含まれているDHA・EPAを意識して摂取する
お散歩が排泄目的になっている場合、
お休みの日などは散歩コースを変えて、見る風景に変化を与えると外の世界も刺激になります。
好奇心や遊び心が脳に刺激を与えます。
毎日繰り返しの日常の中で、いかに脳に刺激を与えるかが重要なポイントです。
特別なことではなく、さりげなく散歩コースを変えてみたり、体によいおやつを与えてみたり、明るく楽しく接することが予防につながります。
穏やかで単調な毎日は平穏で安定的ですが、脳への刺激が乏しく認知症の原因となります。
家族が健康で過ごすため、若いうちから予防を心掛けましょう。
我が家は、2代目が11歳の時に子犬を迎えました。同居犬を迎えることは大きな刺激となります。相性が合うことが絶対条件になりますが、ある程度個々のプライベートな空間を保ちながら共存していけば、とても良い環境になります。今の所我が家の老犬は大変元気に過ごせています。仲良く元気が一番ですね。