犬にも個性があります。
実は、性格によるしつけ方のコツがあるんです。
基本的なことは変わりませんが、
相手を見て行動しないとダメなんです。
人と似ていますよね。
■ 犬の性格(特徴)を見極める
おっとりした性格であったり、甘えん坊だったり、臆病だったりそれぞれ個性があると思います。
飼い始めて数週間もすれば、なんとなくわかってくると思います。厳しくしすぎてもワンちゃんが苦痛ですが、甘やかしすぎても逆の意味でワンちゃんを苦しめることになります。
お互いに依存しすぎず、信頼関係を保っていけるようしつけを行なっていきましょう。
■ 性格別対応方法
◉ 甘えん坊
ワンちゃんの中では一般的な性格で、甘やかしてしまうあまり
飼い主より上位に立ってしまうこともありがちなタイプです。
甘え上手がゆえなんでも許して受け入れてしまうと、あなたへの依存度が高くなり、お留守番が出来なくなってしまいます。
『分離不安症』の危険性のありますので、かまい方に気を付けましょう。一人でも遊べたり、静かに過ごせるよう子犬の時期から離れた時間を意図的に作ることをおすすめします。
◉ヤンチャなタイプ
元気がいいの度を超えるくらい、パワフルな子を時々見かけます。とにかくエネルギーがあり余っているこのタイプは、ある意味頭も良い子が多い気がします。特に室内での過ごし方には注意して、怪我のないように過ごせるよう環境を整えましょう。
我が家の2代目も若い頃は元気で、電気コードを噛んでみたり、脱走してみたり、多かれ少なかれ色んなエピソードはあります。
興奮してテンションが上がりやすいので、その時に落ち着かせるようしつけをすることが必要だと思います。怪我や事故にも繋がってしまうので注意しましょう。
このタイプはパワフルなので、外に出てとにかく体を動かし疲れさせるのがポイントになります。無駄に走らせて発散させてあげましょう。
◉食べ物に執着がある
とにかく食い意地が張っているタイプです。
自分のドッグフードだけではこと足りず、人間の食べるものをこっそり盗み食いしたり、ご飯前に吠えたりします。
食欲が爆発しないようタイミングを計り、無駄吠えしないよう育てていきましょう。
気持ちよく食べてくれることは与えるほうも気持ちのいいものです。食いしん坊はおやつの効力も倍増します。幼犬時期からしつけをきちんと行い、メリハリのある食事タイムを習慣づけましょう。
◉臆病な性格
我が家の3代目がまさにこの性格です。物音に敏感で、上から大きなものが近づいてきたりすると挙動不審な行動をとります。車の音や救急車のサイレン、物を落とす音など日常の中で大きな音は多少あります。なるべく外へ出掛け、色々な音に触れさせ大丈夫だということを認識させることがポイントです。
しかし、これも性格なのでどうしても慣れないこともあります。
人混みが嫌いだったり、ドッグランで沢山のお友達がいるところが馴染めないなど、その場に出向いていっても慣れないこともあります。そんな場合は無理に慣れさせようとせず、ストレスを溜めないように心掛けましょう。気長に付き合うことも大切です。
この種の性格でとかく苦手なのが『アイコンタクト』です。
しつける中であ「アイコンタクト」はかなり重要なので、これだけはなんとかできるようにしておきましょう。
出来ない場合、あなたの顔の横に手を出して指示を出し、だんだんその手をあなたの目線に近ずけ直視できるようにしていきましょう。
◉人懐っこい
甘えん坊と共通しがちな性格です。初対面の人にでも近づいて愛想を振りまくことが得意です。しかし、犬が嫌いな人やアレルギーの人もいるので、トラブルにもなりがちです。興奮しやすい部分もあるので、あなたがある程度落ち着かせてあげられるよう『マテ』『おすわり』など普段から外出先でも出来るようにしつけておくことがポイントになります。他の犬に対してグイグイいってしまう傾向があるので、ドッグランなどでも目を離さないよう注意しましょう。
■ まとめ
- 甘えん坊・・・メリハリあるしつけで分離不安症に注意
- ヤンチャなタイプ・・とにかく体を動かして発散させる
- 食いしん坊・・・おやつを上手く利用してしつけする
- 臆病なタイプ・・・無理意地ぜず少しづつ慣れさせる
- 人懐っこい・・・興奮しやすいので『マテ』は完璧に!
このように、性格も個体差があり、ちょっとした接し方でしつけの仕方もかえた方が上手くいく場合もあります。
それぞれ短所もあれば長所もあります。なるべく良いところを伸ばしてあげられるよう根気よく育てていきましょう。
もし、すべてを兼ね揃えている素晴らしいワンちゃんがいたら、とにかく諦めずに頑張って下さい!としか言いようがありませんが・・・(笑)