こんにちは、あこです。
朝晩はずいぶんと過ごしやすくなりました。
耳に入ってくるのも・・セミから虫の音へと変わりました。
涼しげで、”ふっ”と口角があがります。
耳に入ってくるもので感情も身体も変わりますね
なかでも
『言葉』に救われるな、と思うことがよくあります。
認知機能がどんどん低くなる母を前に
「いつまで自分の家で暮らせるだろう」「ご近所の同世代の方はこんなに元気なのに・・」と
マイナスな考えを持ちがちな姉と私なのですが
母の主治医の言葉に救われました。
それは
「いいじゃないですか。お母さん、こんなにも穏やかでいらっしゃるのですから。」というもの。
なにか身体の中で、つまっていたものがするりと流れたような気がしました。
ほんとうにそうです
そして
そんな母の口から出る言葉の中で一番多いのが「ありがとう」です。
ズボンの履き方や歯磨きの仕方がおかしくなった際に、私が隣で「あっ!違う 違う」と途中でさえぎったり
「こんな風にしてね」と指示するように言っても
母から返ってくる言葉はいつも 「ありがとう」なんですよね。
私は「ありがとう」ほど、簡単で自分も相手も気持ちよくしてくれる言葉はないと思っています。
食後のお皿洗い(我が家には食洗機がありません^^;)をしていても、このひと言で私は機嫌良く働きます♪
ただちょっと母は言い過ぎだろう、と感じるときがあるのです^^
「そんな時にありがとう、なんて言わなくていいんだよ。」と言う私に
「だって、教えてくれてるのに ”ありがとう”だよ。」と母は言います。
2歳くらいの素直な子供に還ったようです^^
言霊(ことだま)、言葉が持つ力を信じて
私は、自分にも相手にも気持ちよい言葉を選んで発したいです
そして、
ほんとうに自分がそう思っている言葉を。
母のヘルパーさんたちと私たち姉妹との連絡帳
もうすぐ12冊目に入ります
ノートの中の、こんなヘルパーさんの言葉にも救われます
『デイサービスのバスから「あー待っていてくれたの。嬉しい。」と降りてこられました。そんな風に言われると私の方が嬉しく、胸キュンです。』
『お母様はちっとも変わっていませんよ。優しくて、ここは(癒し処)です。近くのマッサージ店は閉店してしまいましたが、こちらはいつまでも続きますように。』
青鷺アオサギ
映画『君たちはどう生きるか』に出てきましたね
私は
この奇跡とも言える自分の人生を
最期まで
写真のアオサギのようにしゃんとして
自分が望み、選んで生きていきたいです(希望^^)
話し方クラスのビルから見る景色
ここは自分の原点のひとつに戻ることができる大好きな場所
大学3回生の時
スチュワーデス(古い言葉・・・)になりたい、という一年上の友人の付き添いで訪れた小さな専門学校が
海に近いあの少し背の高い茶色の建物の中にありました
出会った人の言葉が私を知らない世界に連れて行ってくれた
そして
今につながっている
ありがとう!
水遣りをする私をいつも見守ってくれるサボイア
もちろん!
私も守りますとも
adlay tea
ナッツが入ったほんのり甘いハトムギ茶
うまし
「ここでこうしていられることに"ありがとう''なんだ。ちっぽけな''ありがとう''に気付けた時、僕はもっと幸せになった。」
by Balto
たくさんの''ありがとう''あふれる素敵な秋になりますように