2024年6月2日 日曜日
第16回【カフェ開催】20-30歳代&一般参加合同・横浜読書会KURIBOOKS 「沈黙」に参加。
課題本はこの本です。
遠藤周作さんの「沈黙」。
「沈黙」を再読したのは今回の読書会に備えての事でした。
横浜読書会KURIBOOKSには今回初めて参加しました。
この読書会には以前から興味はあり、ブクマしてLINEで友達になっていました。
と思いつつ、なかなかいい課題本がないなあ、としばらく参加を見送っていました。
今回「沈黙」を課題本にした読書会を開催するとのことで参加を申し込みました。
と言う事で「沈黙」を再読して読書会に備えました。
すると開催日の前日に横浜読書会の主催者からメールが来ました。
次の4つについて語り合いましょうとの事。
①本作品における”キチジローの存在”について、あなたならばどのように解釈しますか?
この記事に触発されました。
2階の岩波文庫には10年以上も本棚に眠っている本が数冊(^^;
岩波文庫は意外とこう言うの良くありますよね(^-^)
ここで本を二冊買いました。
一冊は遠藤周作さんの「わたしが・棄てた・女」です。
その後会場へ。
ただ、少しばかり分かりにくいところにあり、ちょっと迷いました。
幸い開始5分ぐらい前に到着。
みなさん初対面の私を温かく迎えてくれました。
二つのテーブルに別れ、机上に前述の4つの課題の書かれた紙と鉛筆。
そしてトランプのカード一枚。
そして今回の読書会の進行表。
テーブルが二つに分かれていたのは、20~30歳代と一般の二つに分かれていたという事です。
午後4時から開始。
ここも常連さんが多いようです。
中には大阪から出張で来て、読書会の後ですぐに帰る、と言う強者もいました。
どこの読書会も不思議と遠くから来ています、と言う人がいたりするものです(^-^)
今回の「沈黙」については一回読んだ人、途中で挫折した人、様々でした。
ある参加者は「沈黙」の10年後ぐらいに書かれた「侍」の出版時に行われた遠藤さんの講演の様子を語ってくれました。
私の自己紹介は、遠藤さんと同じカトリック信徒であり、遠藤さんに会った事はないが、遠藤さんが以前通っていた教会に通っている事、前の教会でお世話になった方が編集者として遠藤さんの仕事場へ原稿を取りに行っており、遠藤さんの優しいお人柄を語ってくれたことを話しました。
話して正解だったと思います。
猫町倶楽部でクリスチャンである事は言わない方が良い、と強く言う人がいましたが(※)隠しても仕方のないこと。
キリシタン禁制の時代ではないのですからね(^-^)
※この人についてはいつか語るかもしれないです。
読書会は今回のテーマ⓵~④に沿って進みました。
ただし私のテーブルでは⓵で盛り上がり過ぎ、飛ばして④に入りました。
詳しくは上手く文章に出来きませんが、とても良い感じになりました。
皆さん遠藤さんが「沈黙」で何を語りたかったのかよく分かってくれました。
この読書会は少なくとも猫町倶楽部月曜会の参加者とは異なり、文学作品を理解したい、と言う意欲が強いです。
今回の読書会は猫町倶楽部の読書会と同じ時間帯ではありますが、読後感はとても良かったです。
読書会は1時間ぐらいで一旦まとめに入りました。
そしてその後カートを見て赤の人は移動して最初からまた語る、と言う形式です。
そして再度のまとめ。
読書会の最後にまとめを聞くことが出来たのは良かったです。
月曜会はまとめがあまりうまくできていませんでした。
これは東京アウトプット勉強会も同様ではありますが。
月曜会は30人ぐらいは参加しているのが当たり前であり、場所が場所だけに参加者を集める事が第一になってしまっており、読書会の進行や内容はあまり問われなくなっていたのでしょうね。
猫町倶楽部の遠藤さんに対する評価は※の人に言わせると、「信仰を棄てたがっていた」のでは、と言う人もいたそうです。
ただし、※の人はかなりノンクリスチャンに対して偏見が酷かった(^^;ので素直には首肯しかねます。
ただ、「深い河」では主人公に対して「新しい宗教開けばいいのに」と言った人がいたのは確かです。
そりゃ中には人はそう思うのかもしれないですが。
猫町倶楽部でも前向きな意見を聞きたかったものです。
18時で読書会は無事終わりました。
参加者の皆さん、遠藤さんの事を理解してくれてありがとうございます。
せっかくなのでこの後懇親会にも参加しました。
長年横浜読書会に参加している人の話を聞きました。
やはり本をよく読んでいる人で参考になる話も聞くことが出来たのは良かった。
やはり読書会は良いものですね(^-^)
22時過ぎにお開き。
皆さんありがとうございました。
関内駅から根岸線に乗って帰路に就きました。
横浜読書会にはまた参加することを考えています。