2024年5月6日
前回の記事の続きになります。
新宿武蔵野館で映画「ミセス・クルナスVSジョージ・W・ブッシュ」を見た後、久しぶりに代々木上原にあるイスラム教の礼拝所 東京ジャーミイを訪れました。
東京ジャーミイの事を始めてブログに書いて10年になります。
以前訪れたのは2年半前になります。
そろそろまた訪れたいなあ、と思い、今日行きました。
内部撮影可能です。
ただし、あくまでスマートフォンのカメラでないと撮影できません。
礼拝所の内部は相変わらずとても綺麗に整備されています。
美しい内装も変わっていません。
午後1時に訪れた時にすでに多くの人が訪れていました。
ムスリムだけでなく、非ムスリムの一般人も沢山来ています。
ムスリムの人たちは聖地マッカ(メッカ)を向いて祈ります。
その祈る姿を見ていると、やっぱり同じ神様を信じているのだなあ、と共感します。
3月までNHK文化センターのオンライン講座で山本芳久先生の「創世記を読む」講義を受講していました。
その創世記は神様と最初に契約した預言者アブラハムの子、イシュマエルが登場します。
アブラハムの妻サラは子に恵まれず、やむを得ずサラがはしためハガルに後継ぎとなる子イシュマエルを生ませるように仕向けます。
しかし後に神様はサラに目を留め、アブラハムの子イサクを生ませた。
このイサクが今のユダヤ(イスラエル)民族の先祖にあたります。
先に生まれたイシュマエルはサラがハガルと共に追放するが、神様はそんなハガルとイシュマエルに目を留め、別の場所で暮らせるようにした。
そのイシュマエルの子孫がアラブ民族です。
ユダヤ民族と兄弟民族と言えるアラブ民族のために神様はユダヤ民族に授けたトーラー(律法)をアラブ民族向けにして授けたのがイスラム教の聖典クルアーンである。
そう言う事なのでしょう。
ここに来るといつも心温まります。
宗教は違って信じるものは同じ、という安心感、信頼を得ることが出来る場所です。
前回の「ミセス・クルナス~」で書きましたが、日本でもイスラムについて根強い偏見があるようです。
そう言う人こそここを訪れて欲しい。
素のムスリムを見て欲しい。
普通の人と変わらない人たちである事が分かるはずです。