家の目の前にマックができ、テンションあがってる男が書くブログ

 鬱映画の代表作と言われる「レクイエム・フォー・ドリーム」を見た。ドラッグで人生が破滅する映画で、確かにストーリーは鬱だった。しかし映像がスタイリッシュでカッコいい。特にドラッグをキメるシーン。そのためどれだけ鬱な気持ちになるのか期待していたが、心地よささえあった。ドラッグによる人生の破滅を、暗く重たい空気感で描くとより見た人が鬱な気持ちになるだろう。しかしそれでは25年も前に作られた作品が、名作と呼ばれ続け、4Kリマスターされることもないだろう

 ウォーフェア 戦地最前線という映画を見た。95分間戦場に閉じ込めるとポスターに書いてある。どうせ大したことはないだろうと思って見てみたのだが、これが戦場の臨場感を割とリアルに感じられたと思う。轟音の爆撃を食らって、耳が一瞬聞こえなくなる感じはパニックになる。カメラもブレまくる。音が聞こえないから敵が攻めて来ているのか、来ていないのか全く分からず不安だ。もう駄目だという気持ちになり、戦意がガタ落ちする。この状況で冷静な判断はできない。特殊部隊でさえも冷静な判断ができていなかった。映画でさえこのパニックを味わうのなら、本当の戦場は、きっともっと凄い迫力なのだろう。決して体験はしたくない。様々な攻撃や戦術が登場する。他の映画でみたことがあるような気がする戦術だが、どの映画よりも迫力があった。戦争の恐ろしさをどの映画よりも教えられた。

 

 映画の「国宝」を見た。歌舞伎女形俳優の一生を描いた作品。幼少期からの波乱の人生は、3時間という長尺を退屈させないが、印象に残ったのは歌舞伎シーンの獅子頭だ。派手なメイクで長髪を扇風機のように振り回すシーンを見ながら、先日行ったCRYPTOPSYというカナダのデスメタルバンドのライブを思い出した。デスメタルの重く激しいサウンドに、 長髪を扇風機のように振り回すパフォーマンスは欠かせない。 デスメタルバンド のロン毛は腰まだが、 獅子頭はロン毛すぎて引きずっている。ロン毛すぎるが故にスクリーンで見ただけでも圧巻のパフォーマンスであった。いつか獅子頭の扇風機を生で見てみたいと思う。歌舞伎の歴史はデスメタルより長いと思う。いまだに続いているということは、それだけ見ごたえのあるパフォーマンスということだ。歌舞伎という全く興味のない世界の魅力に気づかせてくれた映画「国宝」に感謝する。