October 5, 2013 Lions at Eagles - Game 142 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




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■ NOTES ■

最高145km/h、そして平均141.8km/h

今日の岸さんは

6/8 カープ戦(Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島)で記録した
今シーズン最高の平均142.1km/hに次ぐ
今シーズン最高水準の精度を誇るその自慢の速球


前々回登板9/23 バファローズ戦(京セラドーム)
そして前回登板9/29 マリーンズ戦(西武ドーム)
3連続で中5日での登板となっているのにもかかわらず

120球を超え140球目前まで到達した
今日の最終イニングとなった8回に至っても
その精度を維持し続け
ていきつつ

全体の半数以上と数多く駆使していき

そして一方で速球以外の球種については

特にイーグルス攻撃陣のラインアップ9人中
実に7人までを占める左打者
に対して、

最近少しずつそのチェンジアップに狙いを絞られ
対応されてきつつあることもあって

序盤を中心にその内角に速いスライダーを
数多く食い込ませいていくなどの工夫を凝らし
ながら

その実に3/4ほどまでをゾーンの低め以低に集めていく
徹底した、抜群の低めへ制球への集中力を披露


今日は2ストライク以上の勝負が計20度で全体の2/3までもを占め
逆に3球以内の勝負が計8度で全体の1/4程度に留まった
ように

昨日の洋介さんに対して、以上に徹底して
非常に数多く、打席で忍耐強く戦い続けてきたイーグルス攻撃陣
に対して

8イニングを消化して球数139球(イニング平均17.4球)と
多少球数を多く費やさせられる
と共に

初球ストライクを奪った勝負は計12度で全体の4割に留まり
逆に初球から2球続けてボール球を記録した勝負も
全体の2割を占める計6度とある程度かさんでいく
中で

結果から観ていっても2ボール以上を記録した勝負が計13度、
そして3ボール以上を記録した勝負が計6度


もちろんシーズン最終盤の、順位が決定し
そしてプレイオフ出場がかかる大一番の非常に重要なゲーム


それも最後まで得点差1点差以内の
非常に緊迫した状況での勝負が続いていく
中であることも影響し

どうしても思うように投手有利のカウントで
勝負し続けていくことはいつもに比べ難しく


ある程度ボール球が先行しボール球がかさんでの
緊迫の勝負があちこちで数多く散見されていく
ものの

それでも空振りストライクを
ファウルチップも含め計7個(5%)
記録すると共に

うち空振り三振も計5個(今日奪った三振は6個)奪い

中でも空振りストライク7個中
その速球で計4度までもを奪うなど

素晴らしい精度と制球とを誇る速球、そして速球以外の球種を
効果的にゾーンに大胆に駆使
していきながら

4球で決した勝負を計11度と全体の1/3程まで積み重ね(うちB1-S2が計7度)
4球以内の勝負は計19度で全体の2/3ほどまでと数多く積み重なっていく
と共に

四球は計1度のみに抑え四死球によって奪われた余計な出塁も
その1度のみに抑える
ことに成功していき

ストライク率は67.6%という素晴らしい成績を残しましたから

結論としては忍耐強いイーグルス攻撃陣に、そして
シーズン最終盤の大一番の緊張や重圧に対しても

決して負けることなく真正面から力強く立ち向かい続け

じゅうぶんに大胆に、そして効果的に
ゾーンを攻め続けていくことに成功した
と高く評価できる投球でした。


今日奪ったアウト計24個の内訳を観ていっても

外野手の処理したある程度鋭く飛距離の長いフライアウトが
計8個(フェア領域に計7個)とある程度散見されていく
ものの

うち半数の4個までもがいつも通り高めの速球で押し込んでと
意図的に詰まらせてフライアウトを奪ったものであった
こと、

そして今日の被安打5がいずれも単打で
長打を浴びなかったこと
から観ていっても

そこまで危険なアウトの奪い方であったとまでは観察できず

逆に、一方で三振6個に加えグラウンドアウト計6個

全体の半数を占める12個までもが
三振もしくはグラウンドアウトであった
ことから観ても

まずまず本格派投手として、そして本格派エースとして
安定したアウトの奪い方であった
と評価でき

それが、もちろんライオンズ内外野野手守備陣の
全体として素晴らしい、安定したフィールディングおよびスローの数々


そして最終回をみごとに無失点で締めた涌井さんといった
ライオンズリリーフ陣の素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも

奪われた出塁を四球1に加え単打5で計6個に抑えていきつつ

失点・自責点ともに1に抑えQSを優にクリアしてくる、そして
自らの今シーズンの11個目の白星という成績
に繋がっていったと観察できます。


岸さんにとっては特にその序盤を中心に
試練の、苦しい今2013年シーズン
ではありましたが

それでも結果的にはその中盤以降、それをみごとに克服し

カーヴだけではなく速球も、そして
チェンジアップも最近ではスライダーも

いずれをとってもその代名詞と評価されるべき
素晴らしい精度を誇るまでに磨き上げ
ていき

5%ほどと非常に優秀な四死球率を誇り続けていきながら
最終的にはその奪三振率を20%程までに回復させ

“完成された円熟期の一流投手”の域に足を一歩踏み入れ

安定したゆるぎないエースへと更なる進化を遂げた
飛躍の、素晴らしいシーズンとなった
と評価できます。


岸さんはこれからの数シーズンが、
ヴェテランの域に徐々に移行していく中で

まさに脂の乗った、完成された投球を魅せていく
充実のシーズンを経験していくことが大いに期待できる時期
であり


だからこそ焦点は、ライオンズの編成陣が

今後も引き続き、他の誰でもなく
“余人をもって代え難い”岸さんに

長年にわたってライオンズのエースとして
そして“顔”として活躍し続けてもらうべく

その素晴らしい働きに最高級の評価を与えていくこと
になります。


ライオンズ編成陣の、慧眼と果断とに大いに期待します。
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