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■ NOTES ■
今日の洋介さんは初回に平均145km/h近辺を計測する
素晴らしい精度を誇るその速球を軸に数多く駆使し
迎えた打者3人をすべて初球から2球続けてストライクを奪いながら
結果的にもいずれも空振り三振に切って取ったように、
また今日奪ったアウト11個のうち
半数を超える6個までもが三振(うち速球で奪ったもの5個)で
残り5個を観ていってもうち3個までもが詰まらせての
内野手の処理したポップアウト(うち速球で奪ったもの2個)と
力強い投球でとにかく打者をねじ伏せていってのアウトが多かったように、
今日は初回から、その素晴らしい精度を誇る速球を武器にして
長いイニング、とは考えずにとにかく腕を目一杯に振って
いけるところまでアウトを積み重ね、イニングを消化していこうというプランを
非常に強く感じる投球を展開してくれました。
ただし、やはり前回登板9/28 ホークス戦(福岡ヤフオク!ドーム)から
中5日での今日の登板ということからくる疲労も影響したか
2回以降その速球の平均球速が
いつもと同程度もしくは多少遅い、142km/h近辺に落ち着くにつれ、
また当初はストライクのコールをもらっていた、
非常に有効であった左打者の外角ギリギリへの速球が
徐々にではありますが少しずつ制球がずれて
ボールのコールを受けるようになっていったり
また逆に多少真ん中方面へずれていくようになったりしていくにつれ
初球ストライクを奪った勝負こそ
なんとかあと一歩で半数となる9個積み重ねるものの
初球から2球続けてボール球を記録した勝負が
計4度で全体の2割以上を占めていき
結果から観ていっても
今日は2ストライク以上を記録した勝負が
計13度で全体の7割ほどを占め
逆に4球以内の勝負が全体の半数を切ったように
その初回から全力で向かってくる洋介さんに対応し
比較的数多く、打席で忍耐強く戦い続けてきたイーグルス攻撃陣に対し、
1ボール以内の勝負を計13度と全体の7割近く積み重ねていく一方で
四球1個で四死球によって奪われた
余計な出塁もその1個のみに抑えるものの
3ボール以上を記録した勝負ものべ5度で全体の1/4ほどを占めたように
つまりは全体として見るならばストライク率64.3%が示すように
大胆にゾーンを攻め続けていくことに成功していくものの
時折、突然制球を乱してボール球がかさんでは
ボール球先行の打者有利なカウントでの勝負を強いられ
その散見された、緊迫の勝負の数々を中心に
被安打7(うち単打5・二塁打1・本塁打1)を浴び
出塁を8個と数多く積み重ねられ
走者を塁上に賑わせられると共に
球数は3 2/3イニングで計84球(イニング平均23球ほど)とかさみ
4回途中、4点目を失ったところで
マウンドをリリーフ陣に譲ることとなったと観察できます。
今後は、もちろん自慢の速球を軸に
ゾーンを大胆に攻め続けていくことを最優先で継続していきながら
特に速球以外の球種について
まずは引き続き、垂直方向においては
徹底的にゾーンの低め以低に集めていきながら
内角を意図した投球は高確率でその内角へ到達するように、
また逆に外角を意図した投球は同じく高確率で外角へ到達するように
水平方向においても、その制球の修正・向上、
そして安定を図っていってほしいと願います。