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■ NOTES ■
今日の雄星さんはその速球のストライク率こそ65.3%と
まずまずの成績を残すものの
それでも聖澤選手に第2打席から3打席連続で
恐らく外角を意図した投球がことごとく真ん中~内角にずれ
そのすべてで単打を浴び出塁を浴びるなど
なかなか思うようにならない制球に苦しんだことも確かでした。
それは速球以外の球種について更に顕著に現れ
そのゾーンの低め以低に到達した投球こそ51.2%と
半数を超えるなんとか合格点の成績を残すものの
特に今シーズンの雄星さんを支える
一つの大きな武器であるチェンジアップが
初回こそJones選手そしてMcGehee選手に対し
多少不安定ながらも効果を魅せてくれたものの
4回の中島選手との勝負において
初球から2球続けてゾーンを大きく離れた高めに抜けていったり
その後走者を得点圏においての岩崎選手との勝負でも
制球が定まらず内角へずれてみたり高めに抜けてみたりし
結果その高めに抜けたチェンジアップを
みごとにとらえられ走者の生還を許したりするなど
結果9球を投げたのみに留まり、
中でも上述した初回の2球こそ見逃しストライクを奪うものの
その後はすべてボール球(6球)か、もしくは
上で挙げた岩崎選手に浴びた単打かという成績で
今日は武器としてほとんど効果を発揮せずじまいでした。
結果7回途中までを消化しながらも
四球4個で4度、余計な出塁を奪われるとともに
加えて単打6・本塁打1で計11個もの出塁を奪われる
そんな苦しい投球が続いていきますが
その中でもスライダーの割合を増やしつつ
カーヴとともに織り交ぜていきながら
速球を全体の2/3近くに届こうかというほど数多く駆使し
もちろんライオンズ内外野野手守備陣の
素晴らしいフィールディングおよびスローの数々、
そして残した走者2人をアウト2個を積み重ねながら
どちらも残塁させた増田さんを始めとした
ライオンズ救援陣の素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも
失点・自責点ともに3でなんとかQSクリアに成功したことは
なんとか先発投手としてのしごとをこなしたと
一定の評価をしてよいものであったことも確かであり
速球の制球、そして登板ごとに波のあるチェンジアップの制球と
まだまだ今後も課題は尽きない雄星さんですが
シーズン終盤の、順位が確定してくる
緊迫のゲームにおける登板をひとつの目標地点にしつつ
ひとつひとつその修正に取り組み、改善し続けていきながら
まずはとにかく再び10%を超えてきた四死球による余計な出塁を
できるだけ削減していってほしいと願います。