June 22, 2012 Buffaloes at Lions - Game 57 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】


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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の一久さんのストライク率は約52.6%を記録、
  残念ながら2/3を大きく下回る成績にとどまることとなりました。

  22度の打者との勝負をみても、うち2ボールまでいったのがのべ15度にのぼり、
  3ボールまでいったのがのべ8度、そして何より四球も4個とかさんでいき
  1ボール以内での勝負は31.8%に留まる非常に物足りない成績を記録してきましたから

  今日の一久さんは全体として残念ながら
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに失敗した
と評価できます。

  その今日の一久さんの投球の詳細を観ていきますと

  いつも通りその速球を全体の半数以上と数多く駆使していくものの
  大宮公園野球場のスピード・ガンが多少球速を遅めに表示していた可能性を差し引いても
  それでもその球速はいつもに比べ球速を落とし、球速を始めとしたその精度が低下していたと共に

  投球の軸としてその速球一久さんの代名詞である速いスライダー系
  そして右打者の主に外角へ沈む数種類のチェンジアップ系といった3つの勝負球を数多く駆使していき

  加えて遅いスライダー系カーヴを時折織り交ぜ
  緩急を利用していく投球を継続していきますが

  大宮公園野球場の低い傾斜のマウンド、という要素もあってか
  その大きな武器であるチェンジアップ系が今日は計10球利用するものの、
  
  すべてゾーンの真ん中~高めに到達すると共にうち8球がボール球となり
  残り2球(見逃しストライク、ファウル)についてもいずれもゾーンの高めに到達するなど

  その精度・制球ともに通常と同じような、打者を圧倒し打ち取れる
  素晴らしい精度と制球とを誇るものではなく

  スターティング・ラインアップ9人のうち実に8人まで右打者を並べてきたバファローズ攻撃陣に対し
  結局は速球と数種類のスライダー系とに頼らざるを得ない苦しい投球が1ゲームを通じて続いていくことになります。

  そうやってチェンジアップが効果的ではなく、速球とスライダー系とだけに頼る投球ですと
  やはりアタマをよぎるのは、シーズン開幕当初に非常に顕著だった、

  特に右打者に対して非常に物足りない、高い値を記録してきた
  被長打率および被IsoPの数値という課題

  その課題の被長打をどうにか防いでいこうとするがあまりに
  どうしてもゾーンの低めギリギリをかすめるかのような“過剰な制球”に頼りがちになり

  ゾーンで大胆に勝負し続けていくことができずなんとかかわすだけになってしまい
  結局はそれを相手攻撃陣に見透かされると共に数多く忍耐強く打席で闘われ続けていき
  
  今日奪ったアウト全15個のうち右翼手大崎さんの補殺による本塁刺殺1を除いた計14個の内訳を観ていきますと
  なんとかうまく外野手の処理したフライアウトを2個のみに抑えあげていきながら

  ポップアウト3個、三振2個、そして何よりグラウンドアウトを7個と数多く奪っていく
  本格派グラウンドアウト投手の投球を継続していくことには成功しますが

  5イニングを投げて投球数は95(1イニング平均19球)と非常にかさむと共に
  奪われた出塁も何より四球4個に加え単打3・二塁打1で
  長打は1個のみに抑えるものの計8個とかさんでいくこととなり

  初回に素晴らしい肩と腕とを披露してくれた大崎さんを始めとした外野守備陣や
  

  そして数多くグラウンドボールを処理し続けた内野守備陣など
  ライオンズ野手守備陣の素晴らしいフィールディングの数々もありながらも

  失点・自責点共に3を重ねることとなり5イニングでマウンドを降り
  残念ながらQSをクリアしてくることに失敗することとなりました。

  今日は残念がらチェンジアップを中心に思うように投球を操ることができず
  自分の投球に自信を持てず、ゾーンを大胆に攻め続けることができず

  4回に四球3個を奪われながら一挙に大量失点を喫したイニングを相手攻撃陣に献上するなど

  “最少失点にまとめつつできるだけ長いイニングを消化していく”という
  先発投手としての最優先の、最大のしごとをこなすことに失敗しました

  今日の反省点・修正点は明確なのですから
  次回の登板時以降は、いつもどおりチェンジアップを含めたその自慢の3つの勝負球を駆使していきながら

  最少失点にまとめていき続けていきながら一つひとつアウトを重ね
  できるだけ長いイニングを消化していくという

  先発投手の最優先の、最大のしごとを安定して、継続してこなし続けていってほしいと思います。

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★ Offense ★

   

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計9度、
  その内訳は 2-8(うち三振3)、犠飛1で得点圏に残塁4・得点2という成績、

  また今日は9安打、2四球で奪った出塁は11、その全11人のランナーの行方は
  残塁6、併殺打による二塁封殺1・走塁死1で得点3という結果でした。

  今日はフルカウントに3度持ち込みそれぞれ6球・6球・7球を費やさせながらそのうち1度で四球で出塁するなど
  全4打席で20球を費やさせながら犠飛1で打点1を稼ぐと共に四球1・三塁打1で出塁2を奪うことに成功した秀和さんを中心に

  バファローズ先発西投手に対し7イニングで107球(1イニング平均15.3球)を、
  またバファローズ投手陣全体に対しても10イニングで147球(1イニング平均14.7球)を費やさせる
  まずまずギリギリ合格点の成績を残すことに成功しながら

  奪った出塁も四球2個を含め計11個を記録する合格点の素晴らしい成績を残すことに成功、

  また秀和さんの三塁打といったライオンズ攻撃陣の本来の魅力である長打をも魅せていきながら

  2回に相手の失策などもからめて一気に3点を奪う効率的な攻撃も魅せ
  残塁6個に加え得点3を挙げることに成功しましたから

  今日は全体としてなんとかうまく、その“しごと”をこなすことに成功した
  高く評価をすることのできるライオンズ攻撃陣でした。

  今後もこれまでと変わることなく、効率的な攻撃に頼り過ぎることなく

  まずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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 $Peanuts & Crackerjack-FightItOut 

   

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